燕岳 五月下旬の様子
今年は雪融けが早く進んでいます。ライチョウは毎日顔を出し、これから高山植物の楽しい季節になります。中房の有明荘前はツツジが満開になりました。5月は週ごとに山の様子が変わって楽しい山行ができます。風もなく穏やかな夕日を眺めながら、今回も幻日の出現にお客様は感動されていました。
▲大天井岳の雪も解け、大天荘がはっきりと見えて来ましたが、必ず頂上を経由してください。トレースがあっても夏道へのトラバースルートは危険です。
▲槍ヶ岳はまだまだ冬の装いです。ヒュッテ大槍もまだ雪の中です。
▲テント場の雪も痩せてきました。
▲驚くほど日の入りが遅くなっています。この日は大気光学現象の幻日が太陽と燕岳の間に見えました。
▲本来北アルプスはまだまだ雪が降る冬山ですが、この日は風もなく暖かく、穏やか。
【ライチョウのツガイ)
▲座ったまま動かないオスはメスが動き始めた途端立ち上がりました。
▲ゆっくりとエサをついばんでいたメスがすごい速さで動き出す。
▲オスもメスの後を追うように動き出す。今のライチョウのオスは見張りをしているため6月下旬までよく見かけます。
【満開になった有明荘のツツジ】
▲燕山荘グループ有明荘のツツジが満開となりました。
▲朝5時過ぎには下山後のための衣類などを有明荘では荷物預りをしています。
写真・文 赤沼健至