燕・歳時記 Special

燕山荘通信

2024年親子ふれあいファミリー登山スクール開催


8月15~16日、燕山荘主催ツアー「親子ふれあいファミリー登山スクール」を催行いたしました。昨年は台風で中止になってしまいましたので、2年ぶり20回目の開催となりました。今年もコロナ前とは違い、一回の開催となりました。
ご参加いただいたお客様からは、
「子供と二人で登るのは不安だったから、ツアーがあってよかった」
「山頂は雨が降って行けず残念だったけど、登頂証明書をもらえてうれしかった」
「一緒に登った子供たちと仲良くなったので、来年もまた来ます」
などの嬉しいお声をたくさんいただきました。

【開会式】
台風が16日に通過するという予報でしたので、不安もあったと思いますが、有明荘では皆さん元気に集合いただきました。10家族の皆様とガイドで燕山荘を目指します。

 

【登山口】
登山口で山登りをする上での注意事項をみんなで聞きます。
小股で歩く、息を止めない、水分補給をこまめにする、など、みんな集中して聞いていました。

 

【登山道】
各ベンチで10分間休憩を取っていきました。あいにくの天気予報もあり、すれ違いのお客様も少なく、予定通りのペースで進んでいきます。お菓子を配りあっている子供たちも多く、すぐに仲良くなっていました。

 

【合戦小屋】
合戦小屋ではご褒美のスイカ。ここではお昼休憩と高度順化も兼ね、1時間30分ほど休憩しました。うどんとタイ焼きが人気でした。また燕山荘グループ代表赤沼の合戦小屋の熊の話で子供たちも大盛り上がり。休むと体が冷えて寒くなってくるので、カッパなどで防寒対策をし、燕山荘を目指します。

 

【燕山荘到着~燕岳山頂へ】
燕山荘に到着しすぐに燕岳山頂を目指しましたが、あいにくの雨と雷に。メガネ岩までで断念し、急いで小屋まで戻りました。
みんなで夕食を食べながらホルンを聞き、来荘記念にバンダナをプレゼント。

 

【2日目】
朝から雨かと思いきや、ところどころ晴れ間も見られ、登頂証明書も無事、燕山荘玄関前で燕岳をバックにお渡しすることができました。最後に国際山岳医千島先生に高山症状が出にくくなる呼吸方法(口すぼめ呼吸をすると酸素が入ってくる)などのお話をしていただきました。お話を伺ったあと下山開始。

 

今回、天気の関係で、燕岳の頂上を踏むことは出来ませんでしたが、燕山荘のファミリー登山教室で、ご家族一緒に山に登った経験が、今後の山登りに活かしていただける良いものになれば幸いです。今年は昨年からお待ちいただいていたご家族様含め、数年ぶりにたくさんのご家族にご参加いただきまして誠にありがとうございました。

ガイド:赤沼健至 赤沼敏治 林正美 榎本健太 赤沼大輝
特別講師:日本登山医学会認定 国際山岳医 千島康稔先生
写真:赤沼健至 赤沼大輝
文:赤沼大輝

 

 

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