大天井岳360度の展望
早いもので大天荘の小屋締めが近づいてきましたが、10月も終わりかけているのに雪がまだこない状態が続いています。北アルプスの山々が秋色に染まった中、大天井岳の360度を楽しみました。今日のように晴れると槍ヶ岳の右側を流れる高瀬川、左画を流れる梓川が安曇野市で合流する様子がよく見えます。ここの展望は素晴らしいものがあり、10月下旬の暖かさにゆっくり過ごし、時間がたつのを忘れていました。
▲大天井岳(2922m)の頂上 冬は厳しい強烈な風が吹く頂上も、この日は風もなく暖かい頂上でした。
▲西方面 槍ヶ岳西鎌尾根から続く裏銀座の山々
▲北方面
燕岳の下に見える高瀬ダムの水は槍ヶ岳から流れだしています。
燕岳と大天井岳の標高差は200m。かなりの高度差を感じます。
▲東方面
安曇野市と松本市が眼下に見えています。
▲槍ヶ岳で分かれた梓川と高瀬川が中房から流れる穂高川と一緒になる三川合流地点がよく見えます。ここの水は、鹿島槍、槍・穂高、乗鞍、美ヶ原から流れる広大な地域の川が安曇野で合流しています。
▲南方面
大天井岳から流れる二俣川の奥が徳沢。常念岳の奥には富士山、南アルプス、中央アルプスが見える。
▲大天井岳からの槍穂高連峰
▲大天荘旧館とナナカマド
▲大天荘新館とナナカマド
▲大天荘全景
▲9月下旬のライチョウ親子。無事大きくなっているとのことでほっとしています。
写真・文 赤沼健至