燕・歳時記 Special

燕山荘通信

北信五岳周辺スノーシューツアー催行しました


2月28日~3月2日の日程で、「北信五岳周辺スノーシューツアー」を催行致しました。

▲戸隠高原を基点に、点在する北信五岳(戸隠山・飯縄山・黒姫山・妙高山・斑尾山)を眺める今回のツアー、特に飯縄山山頂目指す二日目は、日中雲一つない晴天に恵まれ、最高の眺望を見ることが叶いました。

 

▲快晴無風、むしろこの時期としては気温がかなり高め、4月下旬から5月上旬の残雪の春山を彷彿させる汗ばむ陽気。おかげでこの3日間も、参加者皆さん気分上々、素敵なツアーでした。

 

<1日目>

▲初日は戸隠神社の奥社に向かう随神門周辺から鏡池にかけての散策。

戸隠神社の歴史は2,000年以上に遡る奥の深いお話、詳細は色々な情報源でお調べ頂ければと思いますが、日本屈指のパワースポットの一つとして、この大杉並木の参道は見どころです。ただ今年は、大量の降雪により、奥社近辺は雪崩の危険があるため、今現在随神門から先の立ち入りは規制されています。それでも、遠くまで見通せるこの杉並木の迫力はいつ見ても独特の佇まいがあります。

 

▲午後の陽の光が差し込み、明るい森の中を鏡池へ。

 

▲要所立ち止まっては、戸隠の歴史、自然観察をはさみ、のんびり進みます。
途中には、リスの巣の中に敷かれていたであろう、その名残が風で飛ばされ、雪面のあちこちに点在していたのは新鮮でした。

 

▲鏡池からは、戸隠山、西岳の急峻な岩稜ピークが一望。
戸隠神社奥社参道入口から鏡池周辺をぐるっと一周して約2時間半の足慣らし、明日の飯縄山への登りに弾みをつけます。

 

<2日目>

▲快晴無風でスタートした二日目、澄み切った青空に、戸隠連峰の峰々が映えます。

 

▲出だしは、リフトを2本乗り継ぎ。この晴天です。スキー場は大賑わいでした。

 

▲スキー場トップであるリフトの終着点の目の前が瑪瑙山山頂。ここから本格的にスノーシューを装着し飯縄山へと向かいます。
しかし、この瑪瑙山山頂からの西側の眺望がじつに素晴らしく、写真タイムが延々と続き、ここからなかなかスタートが切れませんでした。

 

▲目指す飯縄山へは、瑪瑙山から一度標高を下げ、その後300m程登り上げます。これだけの晴天です。登りもなんのその。

 

▲標高を少しずつ上げていくにつれ、確実に西側に見える眺望は雄大になり、黒姫山から、遠くは槍・穂高連峰まで見渡せます。

 

▲昼前に無事に飯縄山山頂に到着。

申し分ない360度の眺望に大満足。皆さん各々好きな方角を向いて、ここでランチタイムとしました。とにかく気温が高めで風が無く陽ざしが強い・・・ほとんどの方がアウターの下は極力薄手のもの一枚程度で衣類調整は十分、体感的にはそれくらいの暑さ、1週間ほど前の大寒波からはとても想像もつかない陽気です。

 

▲帰りは、瑪瑙山を回り込み、雪原やダケカンバの樹林帯を潜り抜けて下山の途に。終日、随所から周辺の峰々が垣間見え、終盤高妻山の山容が圧巻でした。
本当に大満足の一日でした。

 

<3日目>

▲天気予報が怪しかった最終日は、小雨模様でなんとか落ち着き、戸隠高原内の端に位置する古池・種池周辺の散策。黒姫山の袂だけあって、その山容がよく見えます。

 

▲派手さはありませんが、この二つの池にもそれなりの由縁があり、なかなか興味深いお話。
最終日も途中、自然解説を入れながら、あっという間の半日ハイク。昨日の飯縄山登頂ということもあり、ほどよいクールダウンで無事に3日間を締めくくることができました。

 

▲今回ご参加頂きました皆さん、ありがとうございました。

 

▲今回は地元黒姫山をベースに北信中心にガイドをされている杉本晴美さんに、お世話になりました。四季を通してこの黒姫・戸隠周辺含めた北信の自然の営みや歴史に精通しています。わかりやすい色々な解説、ありがとうございました。

特別講師:杉本晴美氏(NPO法人静岡山岳自然ガイド協会理事(JMGA所属))
ガイド:河地、榊
写真と文:榊

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