燕・歳時記 Special

燕山荘通信

4月24日現在 合戦尾根登山道状況


燕山荘HPでお知らせしていますように、燕岳登山口に繋がる県道槍ヶ岳矢村線(通称 中房線)が一部道路崩落に伴う復旧工事の関係で、全面通行止めになっていましたが、4月25日15時から時間規制で歩行者の通行が可能になりました。
詳細については、燕山荘トピックスをご参照ください。中房線についての諸々の詳細は、安曇野建設事務所へお問合せ願います。

燕山荘・合戦小屋は4/26(土)より、有明荘は4/25(金)より通常営業を開始致します。

合戦尾根の残雪量は、ここ数年と比較しますと相変わらず多い状況です。下記に、4月24日現在の登山道状況をお伝え致します。しかし、ここ一週間ほどは朝晩の冷え込みが弱く、加えて雨の影響もあり、雪融けはスピード感を増して進んでいます。日中陽ざしが出ますと、合戦小屋~燕山荘の尾根歩きは、雪の踏み抜きで思わぬ体力の消耗、強いてはかなりの汗をかかないとも限りません。想定以上の所要時間がかかります。日の入は18:20頃、日の出は5:00前後です。

※下山時に撮影しましたので、燕山荘から第一ベンチまでの順でお伝えします。

▲燕山荘より表銀座縦走路方面

 

▲燕山荘ヘリポートより燕山荘と燕岳

 

▲テント場と燕岳
※当面、テントは雪上の上で張ることになります

 

▲燕山荘直下

 

▲燕山荘~合戦沢の頭①

 

▲燕山荘~合戦沢の頭②(燕山荘方向見上げる)

 

▲山荘~合戦沢の頭③

 

▲合戦沢の頭付近

 

▲合戦小屋①

 

▲合戦小屋②

 

▲合戦小屋~富士見ベンチ

 

▲富士見ベンチ

 

▲富士見ベンチ~第三ベンチ

 

▲第三ベンチ①

 

▲第三ベンチ②

 

※4月19日との比較

 

▲第三ベンチ~第二ベンチ

 

※4月19日との比較

 

▲第二ベンチ

 

※4月19日との比較

 

▲第一ベンチ

 

燕岳登山口より第一ベンチまでは、一部陽当たりの悪い箇所を除き、ほとんど雪はありません。第二ベンチより上部から雪の上を踏むようになります。ここ数日の高めの気温の推移により、全体的に雪融けは早く進んでいますが、燕岳への登山そのものは、まだまだ「雪山・冬山」であるということを認識頂き、それに相応しい登山靴をはじめとした雪山装備の携行をお薦め致します。
大型連休中は、日々の寒暖差が著しく、稜線上でも日中10℃を越える日があるかと思えば、「寒の戻り」思わぬ寒気が南下してきますと、一気に-10℃前後まで冷え込む日もあります。雨ではなくみぞれや風雪なることは十分に考えられますし、一晩で数十センチの降雪になることもあります。
山行前には必ず種々の気象情報(ヤマテン等)をよくご確認頂き、ご自身の技量と照らし合わせて無理のない計画をお立て頂きますようお願い致します。

特に、この時期に冷え込んだ雪面は、一面固い雪のバーンとなり、その急斜面で一度滑落転倒しますと、自身の体を止めることはなかなか難しくなります。遭難事故と隣り合わせであることを肝に銘じ、絶対「転ばない」=「滑落しない」で行動願います。そういった観点から、ピッケル・アイゼン・雪山に対応した登山靴の携行を強くお薦め致します。ストックでは、滑落を止めることは不可能です。

なお、燕山荘周りの状況、稜線の様子などは、毎日更新されます「燕山荘スタッフブログ」をご参照下さい。
この大型連休中、登山されます皆様にとりまして、事故のない安全で楽しい山旅が送れますことを祈念いたします。

 

写真と文:榊

 

 

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