栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー 2回目
2月16日~17日「栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー」第2回目を催行しました。
初日16日は昼前からいい雪降りで、長野県でも有数の豪雪地帯にある小谷村・栂池の、言ってみれば冬らしい空模様でした。そのおかげでメインとなる2日目は、フカフカの新雪の上を、スノーシュー本来の醍醐味が十分に味わえた、今回の栂池ツアーでした。
【2日目 栂の森から栂池自然園へ】
栂池高原スキー場の最上部、栂の森林道コースからスタート。
歩き始め、白馬の峰々は雲がしっかり纏わりついていましたが、一方で差し込む柔らかな陽ざしは暖かく感じられ、やはり立春を過ぎたこともあるのでしょうけれど、春めいた感じ。登りに差し掛かれば少し汗ばむほどでした。
斜面に映し出されるブナの大木の影。
この辺りは、ブナやダケカンバの大木に囲まれ、自然の懐の大きさを目で楽しみながら歩くことができます。
途中にある「神の田圃」
グリーンシーズンはミズバショウやリュウキンカを楽しめる湿地になっていますが、そんな地面も3~4メートル雪の下。
白馬三山の代表格、白馬岳が少し顔を出し始め、栂池自然園からの眺めに期待がかかります。
昼前に栂池自然園到着。
雲の切れ間から杓子岳・白馬鑓ケ岳も見え隠れし始め、ツアータイトル通り白馬三山の眺望が叶いました。
【雪のテーブルでランチタイム】
「燕山荘のHPで、雪のテーブル見ました・・・作ってくれないですか?」
先ずはたくさんの雪があること。加えて、風が穏やかで、吹雪いてないことが最低条件になります。風の冷たさが多少気にはなりましたが、陽ざしのぬくもりが感じられ、白馬三山目の前にして作らないわけがありません。
参加者の皆さんのご協力のもと、立派なテーブルが完成し、温かいスープで乾杯!となりました。
【皆さん童心に帰って・・・】
食休みの後はいざ下山開始。
栂池ツアー恒例の“ソリ”遊びでグングン標高を下げていきます。
燕山荘のスノーシューツアーで唯一、この栂池ツアーは雪の多さと地形の関係で雪崩のリスクを見極めながらの進行となります。
この大斜面も、かつて数十年前に大きな雪崩があった場所。白馬乗鞍岳の斜面からの大雪崩が、この辺りまで到達したのだそうです。
もちろん、その日の雪の量や状態を見ながら、進む斜面を選んでルート取りしています。
雪山と楽しく遊ぶためには、行くエリアによってそんな点も気にしながら、自己責任の心がけが必要な時もあります。
今回ご参加頂いたツアーの皆さん。
ご参加頂きましてありがとうございました。またいつかどこかのツアーでご一緒できることを楽しみしております。
また、栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアーでは、栂池高原内にある「ホテル雪倉」様を利用させて頂いております。宿の方の温かいおもてなしと、おいしい料理、アットホームな雰囲気が魅力です。
この度もありがとうございました。
ガイド:井村、榊
写真と文:榊