4月20日現在 合戦尾根登山道状況
まもなく2018年新しいシーズン到来です。有明荘スタッフは4月17日に有明荘に入り、燕山荘スタッフは4月19日に入山しました。有明荘4月24日、燕山荘4月25日からの営業開始に向け皆手分けして準備を進めています。改めまして今シーズンも燕山荘グループを宜しくお願い致します。
夕刻燕岳(4月20日)
表銀座縦走路(4月20日)
4月20日に登山道の状況確認を行いましたので、その模様をお伝えします。
有明荘
中房線の道路に雪はありません。ちなみに4月18日はほんの少しだけ雪が舞いました。
燕岳登山口
登山口~第一ベンチ
ほとんど雪はありません。
第一ベンチ
第一ベンチ~第二ベンチ
雪の全くない所、多少踏む所が混在しています。
第二ベンチ(10cm程)
第二ベンチ上部
第二ベンチ~第三ベンチ
(この辺りから常時雪を踏むようになります。)
第三ベンチ(20cm程)
第三ベンチ~富士見ベンチ
富士見ベンチ(50cm程)
合戦小屋(1メートル程)
合戦沢の頭
合戦沢の頭上部より燕山荘方向
合戦沢の頭~燕山荘より有明山方向
燕山荘直下より有明山方向(この辺りで2メートル程)
※積雪量はあくまで目安です。吹き溜まりでは数値の倍以上積もっている所もあります。
まだ4月下旬というのに、下界は真夏日になりそうな勢いの陽気のようですが、北アルプスの稜線上はまだまだ銀世界です。朝晩も冷え込む日ですと、-10℃辺りまで下がることも珍しくありません。雪も降ります。
ピッケルと10本歯以上のアイゼンの携行はもちろんですが、冬用のアウターでお越し頂くことをお勧め致します。
登山道は、全般的に去年より積雪量は少ないように感じますが、積雪量の多い少ないということよりも、この時期の雪面は朝晩中心に大変固く、特に稜線上で一度滑落するととても危険な状況です。ゴールデンウィーク前後の雪山登山で大切なことは、トレースを踏み外すことなく“転倒せずに歩くこと”。安全な雪山登山をお楽しみ頂きたいとせつに願います。
第三ベンチより上部にはトレース脇に赤旗が立ててあります。上下山の目安としてください。
なお、積雪状況は、今後の天候次第で大きく変わりますので予めご注意下さい。
写真と文:榊 寛昭