霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー第3回
3月9日~11日の3日間、今シーズン最後となる北八ヶ岳ツアーを催行しました。
数日前から発表されていた週間天気予報の悪さで、事前にキャンセルが続出。「そうか、そんなに悪くなるのか」と、正直半信半疑で迎えた当日・・・実際雨や雪にあたることは一度もなく、むしろ2日目3日目はとてもよい晴天に恵まれ、絶好のハイク日和となったのです。季節の変わり目、天気予報の精度が難しい時期のようですが、キャンセルされた方々にはお気の毒なことをしてしまいました。
澄み切った青空の下、気持ちよく歩くことができた2日目中心にハイライトでご覧いただければと思います。
日の出 北横岳山頂から
蓼科山 遠望 北アルプス
朝日浴びる霧氷
坪庭 遠望 南アルプス
茶臼山
中央アルプス 坪庭より
御嶽山 坪庭より
八ヶ岳全体が火山活動で形成された山岳地形ですが、北横岳が約1万年前の噴火活動と、八ヶ岳連峰の中で最も新しく火山活動があった山です。その際噴出した溶岩が流れ、今の坪庭を形成したとされています。この坪庭含む北横岳山頂辺りからの展望は抜群です。
白駒池は、部分的に氷上表面に積もった雪が一部融け、あたかも池全体の氷が融けだしたかのようですが、この日も池の中央部含め、広い“大雪原”の中を十分に歩き楽しむことができました。
<キレンジャク>
前週の乗鞍上高地ツアーでも紹介しましたが、今回も坪庭でキレンジャクの群れと遭遇。もうじき終わる冬、彼らは今後繁殖のために北の大地へと羽ばたいていくことになります。
ご参加頂きましてありがとうございました。これで今シーズンの北八ヶ岳ツアーは終了になります。
また、毎年利用させて頂いております北横岳ヒュッテ様、麦草ヒュッテ様には心より感謝申し上げます。
ガイド・写真・文:榊