燕・歳時記 Special

燕山荘通信

2017年燕山荘スノーシューツアー終了しました


燕山荘主催の2017年シーズンスノーシューツアーは、「白銀に輝く栂池展望湿原スノーシューツアー」4回・5回の催行をもちまして、全日程を終了致しました。
この冬も、大勢の方にご参加頂きまして、誠にありがとうございました。

【第4回目 3月25日】

栂池自然園入口辺りから。やや雲が多めではあったものの徐々に視界は開け、白馬三山を仰ぎ見るには申し分のない天気となり、皆さん気分は上々。

「眺め最高!雪質も思っていた以上にフカフカで気持ちいい!・・・ただ、暑いですね」
背後、戸隠や上信越方面の視界も開け始め、徐々に近づく展望湿原からの眺めに期待が膨らみます。
登りの勾配がきつくなるにつれ、そこは3月春の陽ざし。晴れて風のない日の雪山山行は、額から汗がどっと噴き出るほど、体感気温が高くなるのが特徴。日焼け対策にも気を遣う時期となってきます。

「ここでのランチタイムが楽しみでした。こんなにのんびり摂れるとは思いもよらなかった」
うす雲あるものの、概ね快晴無風状態。気づけば、あっという間に1時間近くのランチタイムでありました。

帰り道はもちろん、この展望湿原ツアー恒例のソリ・ダウンヒル。今回は距離長く、響き渡る絶叫(?)もいつもより長かったような・・・それだけ皆さん存分に楽しまれたようで、見ている我々スタッフも満悦でした。

「今の気分は、ずばりハートマーク一色です!」
帰路の途中も、何度も何度も後ろを振り返っては、きょう一日の楽しさを名残惜しみました。

【第5回目 3月26日】

「昨年のリベンジで来たはずなのに・・・」
昨日とは状況が一変する空模様。昨年に続いてのご参加の方・・・。

歩みを進めているうちに、にわかに霧が晴れ、一瞬白馬三山が顔を出してくれました。

「あっ!いた!」
展望湿原にてランチタイムの最中、我々の背後で何か動く気配。
残念ながらカメラに収めることは叶わなかったものの、遠く越しに雷鳥を見ることができました。遠ざかって行ってしまってからの彼らの痕跡。足跡が何ともかわいらしいですね。

帰路の途中からは辺り一面真っ白。ただ、降雪なく、風なく、午前中のトレースが残っていたこともあり、まったく迷うことはなく、無事に栂池自然園入り口まで帰着しました。

「ここで撮っておかないと、どこに行ったか説明つかないよね・・・」
昔の栂池ヒュッテの目の前にて。

改めまして、この3月26日の展望湿原ツアーをもちまして、燕山荘2017年シーズンのスノーシューツアーは終了致しました。ご参加頂きました皆さま、遠い所からどうもありがとうございました。

ガイド:榊 井村 高橋
写真と文:榊

燕山荘では、一人でも多くの方に雪山の魅力に触れて頂きたく、「夏の燕岳に登る→スノーシューツアー体験→4月5月の燕岳に登る→年末年始の燕岳に登る」と段階を追って経験値を積まれることをお薦めしています。春からの登山シーズンに備え、山を歩く機会が少ない冬期期間中のトレーニングとしても、来シーズンも我々燕山荘スタッフと一緒にスノーフィールドに繰り出しましょう。

【2017年度宿泊・イベントご予約のご案内】
2017年度燕山荘、有明荘オープンは、燕山荘が4月22日、有明荘は4月21日を予定しております。
燕山荘・有明荘宿泊ご予約、イベント「春山登山教室」、「日本二百名山有明山登頂ツアー」ご予約受け付けは3月1日より、大天荘・ヒュッテ大槍宿泊ご予約、イベント「ライチョウ観察会」のご予約受付は4月3日より開始し、皆様のご来荘、ご参加をお待ちいたしております。

ご予約は燕山荘HPからWEB予約を、または燕山荘松本事務所で承っております。

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