燕・歳時記 Special

燕山荘通信

「樹氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」第1回


今回の舞台は、2月3日~5日、今シーズン初の「樹氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」ということで、北横岳、縞枯山、茶臼山の峰々をスノーシューハイク。
初日と2日目は、雲一つない快晴。お腹いっぱいになるほどまで、信州の名峰を眺め入ることができ、皆さん終始ご満悦の様子でした。この度初となる北横岳周辺の散策に頂上からの眺望は、文句なし!でした。

北横岳 南峰にて

【北横岳へ】

北横岳山頂と北八ヶ岳ロープウェー
このツアーは、まず北八ヶ岳ロープウェーに乗車し、標高2,237mまで一気に上がったところからスタート。

山頂駅前にて

坪庭を歩く 後方に北横岳

シラビソの森を抜けてゆく
坪庭は、八ヶ岳最後の噴火で出来た溶岩台地だそうで、グリーンシーズン特に5月~8月は多くの高山植物が楽しめるとのこと。赤旗の間の道を進みます。

北横岳南峰にて

北横岳北峰より 浅間山方面
「長野県の山、ほとんど見えるじゃない。ロープウェーから約2時間歩いただけでこれだけ見られるとは思わなかった、最高ですね!このあとの日の入とかが楽しみです!」
北横岳は、南峰と北峰二つありますが、どちらも眺望は抜群。

(八ヶ岳連峰)
快晴ではあるものの、気温は-10℃以下で、風もやや強かったため、長居は禁物。そこは厳冬期の稜線上につき、凍傷や体の冷え(低体温)など、注意が必要です。

夕方、有志だけ募り、再び北横岳山頂へ。
日の入は17:15頃、御嶽山の左側に沈みました。
私事、燕山荘グループの小屋以外の場所から、山の日没を鑑賞したのは十数年ぶり。とてもきれいで、新鮮な気持ちで、気分は最高でした。ちなみに、夕食を終えた後に、再度山頂に登り、そこから見た月夜と夜景もまた格別でした。

蓼科山と後方北アルプス 北横岳南峰より

遠望 槍・穂高連峰 同じく

遠望 大天井岳~燕岳~餓鬼岳 同じく

後立山連峰方面 同じく

上信越方面の峰々 北横岳北峰より

浅間山

左から中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳

北横岳ヒュッテにて
翌朝快晴の下、またまた山頂へ。
「1泊の滞在で同じピークを、こう何度も行き来したのは、ここが初めてです。それだけ小屋と山頂が近くて、最高の立地ですね」
存分に北横岳を満喫して、次の麦草ヒュッテへ向け出発と相成りました。

【真っ青な空と真っ白の雪】

道中 眼下に坪庭と南アルプス方面

坪庭

縞枯山周辺より 後方北横岳と北アルプス方面

正面 茶臼山 後方 南八ヶ岳山群と南アルプス

樹氷 茶臼山にて

北横岳バックに

昼時 茶臼山展望台

麦草ヒュッテ前 大雪原

【白駒池】

昼過ぎに麦草ヒュッテ到着後有志を募り、今度は全面結氷した白駒池へ。
「この下に、秋見に来た白駒池があるとは信じられない・・・素晴らしい!」
「これはサプライズ!ここでホットワインが出るとは思わなかった」

この度も、皆さま遠くからご参加頂きまして、誠にありがとうございました。

次回は、2月10日からの「上高地・乗鞍スノーシューネイチャーツアー」です。特別講師に日本野鳥の会会員植松晃岳氏(燕山荘主催ライチョウ観察会 特別講師)をお迎えする予定です。

なお、その次2月18日発「栂池自然園大パノラマスノーシューツアー」は満員(キャンセル待ち)です。2月24日発並びに3月10日発「樹氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」は、まもなく満員です。お申し込みはお早めに。

ガイド:榊、河地、高橋
写真と文:榊

株式会社燕山荘 松本事務所

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