大天井(おてんしょう)岳と大天荘
大天井(おてんしょう)岳は安曇野の最高峰。高いという意味を持つ大天井(オオテンジョウ)と、高い所には偉い人(神様)が住む所の意味の御天所(オテンショ)を合わせて(オテンショまたはオオテンジョウ)と呼ばれてきています。(ダイテンジョウ)は地元の俗称で呼ばれたものであり、本来の高い所の意味ではありません。燕山荘から大天荘まで約3時間のコースです。前回の大下りの頭から2時間です。
燕岳方面から見た大天井(おてんしょう)岳2,922m
大下りからは為衛門釣り岩の最低鞍部が大天荘と燕山荘の中間点になります。
燕岳と燕山荘がよく見えます。
【切通岩】
5メートルほどの切り立った岩場が切通岩。このコース唯一の鎖場と梯子のあるところですが、難しい岩場ではありません。梯子は、しっかりと手で掴んで下りましょう。
【槍が岳と大天井岳・常念岳の分岐点】
槍ヶ岳を急がれる方は大天井岳に登らないで巻道を槍ヶ岳方面へ。大天井岳・常念岳方面へと別れる分岐です。
槍ヶ岳を目指す方も時間があれば安曇野の最高峰大天井岳に登ることをお勧めいたします。
本当に眺めのいい所です。槍ヶ岳から流れ出る梓川と高瀬川が安曇野市明科で合流するところも見ることができる絶景ポイントです
分岐から30~40分で大天荘そして頂上へ10分です。大天荘からも槍ヶ岳へ向かうルートがあります。常念岳から縦走してきた登山者とテント泊者が多いところです。
【大天井岳頂上】
頂上より槍・穂高岳連峰
燕岳と燕山荘に立山・剣岳、針の木・白馬連峰が見えます。
常念岳と大天荘。大天荘の奥が中天井岳
安曇野の最高峰2,922m大天井(おてんしょう・おおてんじょう)岳からの眺めは格別です。
大天荘に荷物を置いて頂上アタック、10分で北アルプスの絶景が広がります。
【ビューポイントの一つ中天井岳】
常念岳へは下り坂になり大天荘から約3時間で常念小屋です。
大天井岳は燕岳~西岳に伸びる山脈に常念岳からの山脈が乗り上げるように造山された山で、中天井から迫力のある大天井岳が望めます。
【大天荘】
テント場の敷地が広い大天荘からは槍・穂高連峰が眺められます。
大天荘の玄関とフロント
外売店
【大天荘人気メニュー】
インディアンカレーランチ
冷やし中華
【2016年度のスタッフ】
今年度のスタッフと大天荘全景
大天荘は今年度より安曇野市から完全に経営を燕山荘が引き継ぎました。
今後も支配人榊とスタッフ全員が、一所懸命にお客様、地域に貢献するべく頑張らせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
写真・文 赤沼健至