GW後半の燕岳周辺と登山道状況
GW後半の燕岳周辺 ~ビギナー春山登山教室より~
2016年のゴールデンウィーク、残雪は少ないとはいえ、燕岳はじめとする北アルプスの稜線では、白い山肌に5月らしい眩しい陽ざしと青い空と、十分にこの時期ならではの春山シーズンを楽しむ事ができました。登山道の雪は、富士見ベンチから上で本格的に雪の上を歩くようになります。
イルカ岩と槍ヶ岳
燕岳山頂より剱・立山連峰方面
燕岳山頂直下より槍・穂高連峰、笠ケ岳、大天井岳~常念岳方面
燕山荘直下から燕岳~燕山荘全容
5月5日夕陽(水晶岳右側)
5月6日日の出
5月8日の朝 八ヶ岳、富士山、南アルプス遠望
5月らしい眩しい陽ざしを受けて 燕山荘直下より
合戦小屋上部より槍ヶ岳、大天井岳
丸一日以上晴天が続く事のなかった今年のゴールデンウィーク、加えて5月3日からの数日間は止み間のない強風に、上下山の際登山者の方はやや翻弄されましたが、夕方か朝どちらかでは必ずすっきりした青い空が広がり、お越しの皆さんは気分も上々だったことでしょう。
【5月8日現在で見られる合戦尾根での花】
バイカオウレン
オオカメノキ
エンレイソウ
いずれも登山口から第2ベンチ周辺で見られるものです。
【雷鳥】
5月3日の午後、燕山荘~燕岳山頂の間で、オスの雷鳥一羽を見ることが出来ました。
【燕岳ビギナー春山登山教室】〈第2回目〉
〈第3回目〉
〈第4回目〉
「雪山はじめての上、強風吹き荒れる中無事に燕岳登頂できたのは、とても自信になりました」
「滑落停止訓練以上に雪上歩行で絶対転ばずに歩く事のほうがとても大事なんだということ、肝に銘じます」
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
登山教室ガイド:赤沼敏治、榊 寛昭、井村克彦、長谷川 格、 大蔵喜福氏
写真と文:榊寛昭
【5月10日現在の登山道の様子】
第三ベンチ
第三ベンチ~富士見ベンチ
富士見ベンチ
富士見ベンチ~合戦小屋
5月10日現在、燕岳登山口から第3ベンチまで雪はほとんどありません。第3ベンチから富士見ベンチの間で少し雪があり、富士見ベンチから上で本格的な雪上歩きとなります。
山の装備は、前歯のある10本歯以上のアイゼンとピッケル、冬山装備でお越しください。