燕・歳時記 Special

燕山荘通信

霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー開催


2月5日~7日、北八ヶ岳方面今シーズン初のスノーシューツアー「霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー第1回」を催行しました。立春を過ぎたとはいえ、山の上はまだまだ厳寒。おかげで立派な樹氷を目の当たり出来、またスノーハイクといえどもアドベンチャー並の要素満載となった楽しい3日間でした。

【第1日目】

(縞枯山)
北八ヶ岳ロープウィ―の山頂駅に降り立って目の前に広がる眩しい程の青空と真っ白な雪のお出迎えで、幸先よいスタートを切りました。

槍・穂高連峰遠望

「この3日間、どこからでもこの景色が見られると思うと、興奮して小屋で眠れそうもない・・・」
とつぶやくお客様。要所に、北アルプスから御嶽山、中央アルプス、南八ヶ岳の峰々をのんびり眺めながら、なんとも贅沢なコメントを頂いたのでした。

【2日目】

前日の晴天はどこへやら・・・にわかに白いものが降り出しそうな空模様の中2日目スタート。

この日は、所々の木に巻きつけてあるこの赤や黄の目印を頼りに、秘密の展望台へ。例年より少ない積雪量も手伝って、この後はややワイルド感あふれるスノーハイクとなりました。

やっと辿り着いた展望台ではあるものの、依然として里から吹きあがってくる霧や雲に視界は閉ざされ、今日は展望はお預け。この後は、神秘の地 白駒の池を目指しました。

白駒の池
「噂には聞いてはいたけれど、実際池のど真ん中をグルグル歩ける気持ちよさは何とも言えません!」心地よい疲れと、池一面広がる雪原の気持ちよさとで、思わず「寝そべりの図」と「ホットワインで乾杯!」

【3日目】

朝からほぼ快晴無風。最終日にこの天気とあって、有無言わさず茶臼山の展望台へいざ!

とても見事な樹氷でした。青空とのコントラストもバッチリ!

左:中央アルプス、右:御嶽山

右から仙丈岳、甲斐駒ケ岳、北岳、鳳凰三山

縞枯山・北横岳・蓼科山方面

「雪山を始めてみようと、先ずはスノーシューツアーに申し込みました。
寒さに驚いたけれど、手袋はどんな物を用意したらいいか、いい勉強になった」
「この調子で栂池方面にもチャレンジしてみます」

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
ガイド:河地清人、榊 寛昭

【おまけ】

雨氷についた樹氷

シャクナゲの傘
こんな様子は、冬のこの時期でしか味わえません!特に今回は、めったに見られない雨氷についた樹氷を多く目にすることができました。シャクナゲは、冬の間、葉が凍らないよう水分をカラカラにした結果、こんな傘のような形になります。

諏訪湖
気になっていた「御神渡り(おみわたり)」ですが、一時の冷え込みからここ数日徐々に気温が上がってきたため、今年は難しそうです。

次回は2月12日からの乗鞍・上高地ツアーを開催いたします(この回は定員となりました)。
なお、「霧氷輝く北八ヶ岳スノーシューツアー」2回目2月28日~3月1日、3回目3月4日~5日は受付中です。

写真と文:榊 寛昭

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