燕・歳時記 Special

燕山荘通信

燕山荘スノーシューツアーが始まりました


いよいよ始まりました、燕山荘のスノーシューツアーシーズン。1回目となる1月30日~31日、「栂池自然園大パノラマスノーシューツアー」を催行いたしました。晴天広がる2日間とは言えない中でのツアーだったものの、栂池スノーシューの醍醐味である“尻セード”をたっぷり堪能してきました。3月下旬にかけて白馬栂池、乗鞍上高地、北八ヶ岳をご案内していきます。

この冬長野県下の山々は、近年稀にみる雪の少なさが年末年始から続いていましたが、1月半ば過ぎからの南岸低気圧や強い寒気による降雪のおかげで、本来この時期に見ることのできる雪山に近い様相と成してきました(それでも雪が少ないのは間違いなく・・・)。

【1日目 浅間山(せんげんやま)】

初日は足慣らしということで、宿泊先である「ホテル雪倉」から車で5分程にある浅間山に向け出発。そこで目にした光景にビックリ!去年とあまりにも違う雪の量に我々スタッフが一番驚きました。
この鳥居は、浅間山直下に立つものですが、今頃雪のある時期に鳥居をしっかり潜り抜けることができたのは、ここ十数年来初めて。ちなみに去年はというと、↓

2015年2月7日の様子

浅間山頂上に上がってみると、小さな祠の存在は知りつつも、ここまでその全容をあらわにしたのを目にしたのは、これまた初めて。

【2日目 栂池自然園】

(神の田んぼ)
天気予報では昼頃までには青空が復活、との内容にて皆青い冬空に映える真っ白な白馬三山を脳裏に浮かべながらスノーシューハイク2日目スタート。途中にある「神の田んぼ」の大雪原にて休憩をはさむも、朝から山肌にかかるこの濃い霧はなかなかとれてはくれません。

「はくのりが見えた!」の声にハッと周りを見渡せば、濃い霧がにわかに途切れ、かなたに白馬乗鞍岳へと続く稜線が見え隠れしてきました。

その後高度を上げるにつれ、徐々に冬の真っ青な晴れ間が。霧氷が何とも美しい。

栂池自然園手前数百メートルまで来ると、しっかり白馬乗鞍岳が顔を出しました。よし!これで自然園に着く頃には白馬岳も正面にドーンと姿を現すだろうと期待に胸が広がります。

前日の浅間山の雪の少なさには驚きましたが、ここ自然園辺りも所々窪みが雪で埋まってなく、落とし穴状態になっていたりと、歩くのにやや注意を払う必要のある雪原でありました。

少しでも青空が見えているうちに、記念写真を、と悠長にカメラ構えたのち歩き始めてものの1分経たないうちに、周囲はホワイトアウト。こうなれば、あとは徹底的に栂池スノーシューの醍醐味、尻セードを!

「一日にこれだけ天気変化を体験できたのは貴重でした」
「お尻で滑りまくったけど、こんなに楽しくスノーシューやったのは初めて!」
「リベンジで3月の展望湿原ツアー、まじめに参加検討します!」
ご参加頂きました皆様、あいにくの天候でしたが、本当に遠い所からありがとうございました。

次回は2月5日から2泊3日の日程で北八ヶ岳ツアーとなります。ツアー詳細は去年の燕山荘通信2015/2/23をご参照ください。

ガイド:榊 寛昭、井村克彦
写真と文:榊 寛昭

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

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