秋も深まってきた燕岳
最盛期の賑わいと違い、秋も深まってきている燕岳は、風がないとのどかな静けさの中に一日が始まります。
【のどかなご来光】
雲海の上に浅間山の噴煙が立ち上がるのが見えます。
のどかな静けさの中に一日が始まります。
【晩秋の燕岳】
木々の葉の落ちた燕岳は何とも渋い落ち着いた色の表情を見せてくれる。ここに霧氷や雪が着くと息をのむような美しさに豹変する。そして、中房の紅葉と温泉、この時季ならではの登山が楽しめます。
【表銀座の山小屋】
10月18日で燕山荘グループ大天荘は今シーズンの営業を終了いたしました。今年もたくさんのお客様にご利用いただき誠にありがとうございました。なお、表銀座にある山小屋、大天井ヒュッテ、ヒュッテ西岳、ヒュッテ大槍はすでに営業を終了しています。縦走される方は雪が積もると危険なため、十分ご注意ください。
【蛙岩】
左1/3の所にあるのが蛙岩
高さ10mほどの塔が立っています。
白い長石が目玉で、左上に鼻、下のクラックが口だと教えられたが、少し判別が難しい。
誰が名づけたのか昔から蛙岩と言われています。お客様によく、どの岩が蛙岩かと尋ねられますが、燕山荘から40分ほど大天井岳方面に向かうとこの蛙が塔のように立っています。
【雷鳥】
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肉冠もなく優しい表情だったのでメスのライチョウと思っていたが、周りのオスの雷鳥の鳴き声に反応して、赤い肉冠を現し声をだしたので初めてオスとわかり驚きました。
【新蕎麦】
燕山荘では、支配人井村が自慢の手打ちそばを10月18日に披露しました。お客様に好評でおかわりも。次回は10月25日です。美味しいですよ。
【中房谷の紅葉】
燕山荘グループ有明荘前の有明モミジがきれいに紅葉しました。例年10月20日頃が見頃です。
燕岳登山口へ通じる中房線沿いに見ることの出来る紅葉はまもなく始まろうとしています。
燕岳から望む3,000m級の山々、燕岳、中房の温泉、そしてこの中房渓谷の紅葉、この時期ならではの山の風景を堪能できる山旅です。
ここ数日は、帯状の高気圧に覆われて晴れ、穏やかな天候が続いていますが、すでに山では初雪が観測されています。今後はいつ雪がきてもおかしくない季節になっていますので、温かい服装、靴はスニーカーでなく登山靴など、装備を万全にお越しください。最新の山の天気、燕山荘HP、ブログ、FB等を参考になさってください。
写真・文 赤沼健至