燕・歳時記 Special

燕山荘通信

雪融けが進んでいます


ここ数年来最も早いペースで雪解けが進んでいます。例年6月上旬辺りまでは毎日のように手をかけなくては減ることのない燕山荘周りの雪も、例年の労力の半分以下で済んでいます。

燕岳山頂より燕山荘

【登山道の様子】

第一ベンチ

合戦小屋まで第一・二・三、富士見と4か所の休憩ベンチがあり、標識が立っています。

第一ベンチには合戦尾根唯一の天然の水場があり、こんこんと湧水が出ています。

第二ベンチ

第三ベンチ

富士見ベンチ

合戦小屋

合戦小屋~合戦沢の頭

合戦沢の頭から燕岳方面

合戦沢の頭~燕山荘

燕山荘直下
合戦小屋までは、日陰の登山道に残雪があります。それより上部は、ピッケル・アイゼンの携行をおすすめ致します。特に朝晩を中心に雪面はいまだに凍結します。

イルカ岩手前より燕岳山頂

燕岳山頂直下
燕山荘~燕岳山頂はほとんど雪はなく、ここの区間に限っては、アイゼン・ピッケルの必要はありません。

【雷鳥】

槍ヶ岳と雷鳥
燕山荘ブログでもここ最近よく登場するようになりましたが、小屋周りでは朝を中心に雷鳥に遭遇する機会が増えてきました。

オス
接近しても極端に逃げ回るようなことはありませんが、雷鳥保護のためにもそっと見守って頂きますようご協力願います。

【第6回春山登山教室】

参加者の皆さん

燕岳山頂にて
「念願の燕山荘に、しかも残雪期に来ることができて最高!」
「この時期の雪の斜面がこんなにも滑りやすいとは思わなかった。先ずは滑らずに歩くことですね」
ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

ガイド:榊 寛昭  井村克彦

【花も増えてきました】

イワカガミ
第一ベンチ辺りでイワカガミが咲き出しました。

エンレイソウ

他に今の時期が旬であるオオカメノキ、ムラサキヤシオツツジ、イワナシなども、第二~第三ベンチ辺りで見頃を迎えています。

写真・文  榊 寛昭

株式会社燕山荘 松本事務所

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