山の雪解けもどんどん進んでいます
安曇野でも30℃近くになるような日があり、山の雪解けもどんどん進んでいます。この季節は、新緑と残雪、そして青空とのコントラストがとてもきれいです。また、花も少しづつ咲き始めていて、本当にいい季節です。
安曇野より有明山と燕岳
奥穂高岳より燕山荘
安曇野では夜になるとカエルの鳴き声が賑やかになってきました。街から見る山の雪もだいぶ少なくなってきました。田植えの終わった水田に写る北アルプスの山々も美しいものです。また、この時期、スタッフは交代で休暇をとり、山好きのスタッフはあちこちの山へと出掛けていきます。そして、やっぱり気になるのが燕岳。奥穂高岳の山頂から、燕山荘を見つけることが出来ました。
第1ベンチ下のカラマツ
登山口辺りは新緑のやわらかな緑色がとても鮮やかです。
ミツバオウレン
第2ベンチ周辺では、オオカメノキ、バイカオウレン、ムラサキヤシオツツジが見られます。
第3ベンチを過ぎると、所々雪が出てくるようになります。
第3ベンチ辺りでは、イワナシやダケカンバの新芽が開き出してきました。
合戦小屋より上では、雪の上を歩くことが多くなってきます。
合戦小屋から三角点はだいぶ夏道つたいになってきました。
三角点のナナカマド
まだ新芽は小さいです。
三角点から燕山荘直下
こちらはまだまだ雪の上です。雪が解けるにつれてハイマツなどが出てくるので、
ルートをこまめに変えていきます。
田植えの終わった水田はなんとなく緑がかって見えます。
晴れた日は、雪の照り返しが非常に強くなります。サングラスや日焼け止めはお忘れなく。
写真・文 河地清人
【第5回春山登山教室】
5月16日~17日第5回春山登山教室を開催しました。
〈初めて北アルプス登頂!〉
「2,000m級以上の登山は初めてなので、登れるか心配!」
燕山荘春山登山教室第5回の参加者の方は、2,000m級以上の山も、北アルプス登山も初めてでしたが、雪上講習も難なくクリアし、見事残雪期の燕岳登頂を果たすことができました。
<雪上講習・ロープワーク講習>
「アイゼンを付けている時とそうでない時では、雪の上を歩く安心感が違う!」
「滑落停止の動作はおもいきりが大切なんだね!でないと止まらない・・・」
「ただの紐だと思ってたけど、結び方一つですごい道具になるんだ!」
イルカ岩
イルカ岩、めがね岩、遠く富士山、槍ヶ岳をはじめ、360度の大パノラマに興味津津。
無事、見事、燕岳登頂を果たしました。
「また燕山荘に登り、今度は表銀座縦走、槍ヶ岳を目指します!」
山登りを始めてまだ3年目、テント山行や岩登りと山への興味が尽きないお二人。これからさらにステップアップして、楽しい山登りを続けられることを願っています。ご参加ありがとうございました。
ガイド:榊 寛昭、 林 正美
写真:榊、林 文:榊
【霜柱】
麓の街中では30℃近いのに、山の上ではまだ霜柱や氷が張ります。
今後の燕山荘春山登山教室日程は、5月23日~24日、5月30日~31日の2回となります。