快晴が続く燕岳
北アルプスを、一日中、青空のもと眺めることができる快晴が続いています。
月面から見上げる空は漆黒の闇。地球はなんてきれいな星なんだろうと思わず感謝してしまいます。
[天の川]
消灯時にはお月様が輝き、星も見えにくい状態ですが、3時頃にはふもとの夜景と天の川が綺麗です。
[燕山荘春山登山教室]
春山と呼ばれるGWですが、北アルプスはまだまだ雪面が凍る冬山です。
冬山の知識、装備、技術を身に着けて登りましょう。
[充実の売品]
若い方に人気の燕Tシャツ、熟年層にも人気です。皆さん楽しそうです。
燕山荘売店
時期限定でフロント前にミニサンルームオープン
お客様リクエストにより、生ビール、ケーキセットを始めました。ケーキはチーズケーキとチョコレートモンブラン。好評です。
[スタッフの仕事]
男性スタッフに人気なのが除雪。アイスノコギリで雪面を切り、スノーダンプで谷へ落とす作業です。日に日に顔が黒くなってきました。
日差しに要注意の女性スタッフは山荘内で売品の準備です。
春の日差しは強烈です。雪面からの照り返しだけでも日焼けしますので、サングラス、日焼け止めクリームは必携です。
[日の入り]
5:30
燕岳(右)と夕陽
6:30
日が長くなると同時に、お日様はだいぶ燕岳に近づいてきました。今は、水晶岳に沈みます。
年末年始、槍ヶ岳付近に沈んだことを思えば随分北に動いたものです。
【お知らせ】
1、ハイ松や高山の木が雪面から顔を出しています。冬は水分を減らしているので、踏むとすぐに折れてしまいます。気を付けて歩きましょう。燕岳山頂へは雪の面が僅かになりました。燕山荘から燕岳頂上への登山道では、アイゼンはつけないで登ってください。
2、穏やかな日が続いていますが、まだまだ冬山です。天候が急変することもふまえて、冬山装備でお出かけください。アイゼン(12本爪をお薦めします)、ピッケルは必携です。常念岳方面へ縦走される方は、大天井岳へは、頂上まで当分の間必ず直登してください。くれぐれも夏道に入らないように、危険です。
3、燕岳登山口に通じる中房線は、工事のため夜間(19:00~朝5:30まで)山麓の宮城ゲートが開きませんのでご注意ください。また、中房の登山者専用駐車場は、この連休は満車になる可能性があります。できるだけ穂高市街に車を置き、乗り合いバス(1700円)をご利用ください。
写真・文 赤沼健至