上高地・乗鞍スノーシューネイチャーツアー
今シーズンも燕山荘企画のスノーシューツアーが始まりました。冬の森歩きは楽しみ方いろいろです。
1回目となる「上高地・乗鞍スノーシューネイチャーツアー」を1月30日~2月1日の日程で催行いたしました。三日間とも雪・雪・雪の連続でしたが、皆さん思い思いの楽しみ方を見つけられていました。
【乗鞍ネイチャーウォッチ】
今回は、燕山荘が毎年6月下旬に開催する「雷鳥観察会」特別講師の植松晃岳氏をお迎えし、
乗鞍高原や冬の森歩きの魅力をたっぷり教えて頂きました。
「まるで大福やアイスがのっかっているみたい!」
「どう写真にしようかな」
河床の岩の雪の塊は、いろいろに想像が膨らみます。
善五郎の滝
「冬になると凍る滝もあるって聞いたけど、これはスゴイ!」
「天然の氷の芸術ですね」
「うん?何かな?これは。いろいろ落ちていますねー」
「鷹や鷲の形にそっくり」
「これ、白樺の種だけど、誰の仕業だろう」
「これは何でしょう?」
ヤドリギ(宿り木)。もっぱらこの辺りでは、レンジャク(連雀)がこの実を食べて、糞に含まれるその種が木に付着し、そこから芽が出るという不思議な植物です。
レンジャク(連雀)
そしてツアーの後半、偶然にもレンジャクが群れをなし、啄む姿を見ることができました。
【冬の上高地】
大正池畔から穂高連峰方面望む
大正池畔から焼岳を望む
田代池畔
河童橋近く。霞沢岳方面
河童橋から穂高連峰方面望む
一眼レフカメラ持参の方には、三日間雪の天候はさぞ残念だったのではと思いましたが、
「雪の時は雪なりの写真が撮れるので、晴れにこだわらないです」。
また、夏冬通して上高地初めてという方も、
「今回は残念でしたが、その分次回晴れた時の感動が楽しみです」
楽しみ方がいろいろあると改めて感じた3日間でした。ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
今回の宿は、乗鞍高原にある「ペンション パル」です。コース料理、たくさんの湯舟がある天然温泉等々、アットホームな温かい宿です。大変お世話になりました。
ガイド:榊寛昭 河地清人 特別講師:植松晃岳氏(野生生物資料情報室代表)
写真:榊寛昭 河地清人
文:榊寛昭
次回は2月7日からの「栂池自然園大パノラマツアー」です。
燕山荘スノーシューツアー日程詳細は、「イベント情報」をご覧ください。