燕岳の冬カラーは赤に青に白
晴天に恵まれた燕岳の冬、その様相は赤・青・白のコントラストに彩られます。
【真っ赤に染める朝日と夕陽】〈朝日〉
12/28燕岳
12/27すべてのものが赤く染まる 合戦尾根と遠望富士山
〈夕陽〉
12/27残照燕岳
12/27 笠ヶ岳に沈む夕陽
12/27日の入 16:38頃
一年中で最も雪肌が純白となるこの時期、太陽の光線が鮮明だと、朝晩は言葉では言い表せないほどの鮮やかな赤に、何もかもが染まります。
【昼間は眩しい程の白と青】〈第2回冬季燕岳登頂ツアーより〉
第2回ツアー参加者の皆さん
いざ燕岳山頂へ
めがね岩と背後槍穂高連峰
やった、山頂!剱立山連峰もバッチリ!
一歩一歩確実に。燕岳全容
身も心も気分は上々!
〈登頂ツアー 雪洞掘り〉
空気が澄み渡る厳冬期、紺碧の空と純白な雪のコントラストは、眩しい限りの美しさです。
冬型の気圧配置が多いこの時期、時折見せてくれるこの光景は、お客様にとっても我々スタッフにとっても、自然からのこの上ない素敵な恵です。
【燕山荘からのお願い】
・下山の際、トレース上でのグリセードやシリセード(お尻滑り)はおやめ願います。上下山される他のお客様のご迷惑となります。
・この時期の「晴れ間」は、グリーンシーズンのそれとは異なり、決して「快適」な陽気とは限りません。ほとんど止むことのない季節風などで体感温度はかなり低くなります。手足、頭など、末梢神経を覆う防寒具の用意は入念に願います。
・雪山では、いつ何どきどんな気象条件に遭遇するかわかりません。ピッケル・アイゼンの他、わかんやエマージェンシーシートの携行をお勧め致します。
写真:赤沼敏治 榊 寛昭
文:榊 寛昭