秋の始まり
今年の夏は、晴れる日が非常に少なく、夏はいつやってくるのかと思っているうちに9月になってしまいました。朝の気温は4℃台まで下がるようになってきました。秋がやって来たなと感じさせられます。
【空気も澄んで】
9月に入って、山肌の色が緑から黄色に少しづつ変わってきました。
秋の晴れた日は、空気も澄んで青空がとてもきれいです。
【ナナカマドの実】
燕山荘近くのナナカマドの実もだいぶ赤くなってきました。
この稜線での紅葉の見頃は、例年ですと9月20日過ぎとなります。
【日の出、日の入り】
日の出は5時15分頃、日の入りは18時7分頃になってきました。
夏に比べると日の長さが短くなってきました。
日の出は四阿山と浅間山の間から昇ります。
【ライチョウの成長】
7月に生まれた雷鳥のヒナもすっかり大きくなりました。毎日のように見かけることはありませんが、こうして元気に育っている姿を見ると安心します。
【今見られる花】
トウヤクリンドウ 燕山荘周りで多く見られます。
コゴメグサ 小さくてかわいらしい花です。
オヤマリンドウ 合戦小屋から三角点で多く見られます。
ミヤマトリカブト
小屋の東側斜面にたくさん咲いています。背景にあるタデ科の植物はすでに黄色くなってきています。
【登山道整備】
9月に入り、平日はお客様も少なくなってきました。そんな時を見計らって登山道整備を行います。
燕山荘の近くならいいのですが、山荘から遠い所は、丸太や板材を担いでいかなければなりません。なかなか大変な作業ですが、通りかかる方から「ありがとう」「歩きやすくなった」など声をかけられます。それがとても励みになります。
気温が低くなってきていますので防寒着をお忘れなく。寒くなってきても歩いている時は汗をかいてしまい、休憩した時に急に体が冷えてきます。休憩時は、上から一枚服をはおるなどするといいでしょう。
晴れると秋の空は本当にきれいです。
いわし雲なんかある日は最高ですね。
写真・文 河地清人