おかげさまで30回 燕山荘クラシックコンサート
第1回目を1984年に開催、今年30回目を迎える「燕岳クラシックコンサート」を8月23日(土)に開催いたしました。松本市に本部のある国際スズキ・メソード音楽院の皆さんによるバイオリン、ビオラ、チェロなどによるコンサートです。23日は、朝5時まで激しい雨が降っていたことが信じられないくらい燕山荘周辺は歓迎の青空、景色が広がりました。
【23日演奏者の方が到着時の様子】
2014年演奏者の皆様
当日は、大切な楽器をスタッフが背負い上げ、夕食後燕山荘本館の食堂、喫茶室、廊下をコンサート会場に設営。燕山荘赤沼のホルンの演奏が開始の合図となり、公益社団法人才能教育研究会事務局佐々木さんからスズキ・メソードについてのお話をいただきコンサートが始まりました。演奏はモーツァルトのディベルティメントで始まり、バッハのヴァイオリンコンチェルトなど、格調高く、素晴らしいコンサートに、会場一杯のお客様から笑顔と感動の声があがりました。そして最後は、恒例の早春賦を弦楽の演奏に載せて会場の皆様と歌いました。
【コンサートスタート】
特別参加のスズキメソード豊田教室で学ばれている、春野兄弟渾身の演奏
【演奏者の方紹介】
【会場の様子】
会場となった食堂も
喫茶室、廊下も
このコンサートは、当日燕山荘にお泊り頂いた方はどなたでもお聴き頂けます。
演奏者の方は、音楽院で指導者を目指して勉強中の渡邉さん、福田さん、森林さん、小出さん、木村さん、既に指導者になり生徒さんを教えていらっしゃる宮下さん、鈴村さん、長年このコンサートの演奏者でもあり司会役も兼ねてコンサートを盛り上げて下さっている嘉納さん、遠くは九州、岐阜、東京からも駆けつけてくださいました。当日は、このコンサートを目指して登ってこられた方も、偶然だった方も、演奏者の皆様の心に染みる演奏と和やかな雰囲気にリラックスされて楽しまれていらっしゃいました。
【演奏者の方とスタッフと】
30回目のコンサート演奏者の皆様と燕山荘スタッフと
燕山荘でのクラシックコンサートを、30回無事に重ねてこられたことに、燕山荘に登って演奏して下さった皆様、このコンサートの為にご尽力頂いた皆様、お越しいただいたお客様に、心から感謝申し上げます。そしてこれからも、「山小屋で音楽を楽しむ文化」が次の30回目に向けて続いていくことを祈りつつ。
写真:赤沼健至