親子ふれあいファミリー登山スクール(第1回)
ご 家族で一緒に自然に親しみながら絆を深めて頂きたいと企画し、今年で13年目を迎える燕山荘イベント「親子ふれあいファミリー登山スクール」。
2014年も第1回目を8月12日~13日に開催いたしました。歩き始めは雨合羽を着る状況でしたが、途中から素晴らしい天候に恵まれ、全員元気にたくましく登山できました。登る早さは、少しお話ができるくらいのスピードで歩きましょう。高い段差があるところや滑りやすいところではお父さん、お母さんがお子さんの手をとって歩いていらっしゃいました。一緒に歩くことで親子の絆が深まります。
【合戦小屋に到着】
頑張ったごほうびのスイカです。
合戦小屋では高度に慣れるため1時間半ほど滞在します。ちょうどお昼時なので親子でクッキング!
お父さんもお手伝い、皆でいただくととってもおいしいです。
オーナー赤沼から自然の大切さをお話しさせていただきました。
「昔はクマさんがでてきて、合戦小屋のスタッフが2階で寝ていたら、クマさんが1階で寝ていたんだよ」
子どもたち「ほんとう?クマ飼っていたの?」「今はゴミを捨てないマナーとルールを実行しているので、でてこないよ」
【山と自然】
燕岳登頂
メガネ岩
イルカ岩
「イルカにそっくりだね」「どうして岩に穴があるのかな?」自然にふれると感性が養われます。
「コマクサ1年生はどれかな?」「どうやって花が咲くのかな?」美しい自然を大切にしましょう。
8,000mサミッターの大蔵喜福ガイドよりエベレストのお話を伺いました。
「高い山で大変なのはおしっこをしたりすること。もちろんゴミは持って帰るよ」子供たちは未知の世界に興味深々。
槍ヶ岳をバックに
燕岳登頂証明書授与式 みんなの笑顔 つらいこともあったかもしれないけれど我慢強くなりましたね。
山の上はもう秋の気配 その中を下山
「ちょっと心配だったけど家族で登れてよかったです」「お友達ができてよかった」
初めての方もリピーターのご家族もお互い助け合って登ることができました。ご参加の皆様ありがとうございました。
山を楽しむには自然について学ぶことが大切です。森林限界を越え、植物が生えていることや雷鳥が生息していることを知ることは素晴らしいことです。この美しさを後世に伝えるためにも守らなければいけない3大ルールがあります。
①自然のものは自然のままにしておく。②持ち込んだものは持ち帰る。③野生動物にエサを与えないことです。
多くのお子様にルールとマナーをお伝えしたいと考えております。
燕山荘はファミリー登山を応援します。
第1回目ガイド 燕山荘 赤沼健至、河地清人、林正美 特別ガイド大蔵喜福氏
写真:赤沼健至 河地清人 林 正美
文:林 正美