夏の色
梅雨明けが近く、本格的な暑さが始まる頃の小暑になり、山には夏の気配が濃くなってきました。
気温も上がってきて、ストーブを点ける時間が少なくなってきました。
【コマクサ】
燕岳の周辺には「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサがたくさんあります。山荘の周りを散歩するだけでもたくさん見ることが出来ます。このコマクサですが、早いものはもう咲き始めました。
【ライチョウ】
雷鳥のヒナを見かけるようになりました。まだ、とっても小さいです。親はヒナ達を心配そうに見守りながら、エサを求めて移動していました。元気に育ってくれるといいですね。
【久しぶりの晴れ】
朝日をあびる合戦尾根
燕岳と燕山荘
縦走路
このところ梅雨らしく雨の多い天気が続きました。7月8日の朝、久しぶりに晴れるとそこに現れた山肌はすっかり夏の色になっていました。この色を見ているとなんだかワクワクしてきます。
山の夏は短いですが、その分輝きは大きいです。
【合戦尾根の登山道】
合戦尾根の登山道上の雪はほとんどなくなりました。
東沢ルートは、先日スタッフが様子を見に出掛けましたが、川の水量がまだまだ多く、残雪もありますのでまだお勧めできません。水量の少なくなる8月以降がいいとかと思います。
今週末あたりからお客様がぐっと増え、いよいよ夏山シーズン到来となりそうです。
写真・文 河地清人