五月晴れ
6月になってはいるものの、快晴の朝は、氷が張ったり雪面が固くなるので、早朝の下山には、軽アイゼンが欲しいくらいです。そのような寒さの中でも、ミヤマキンバイは元気に咲き始めました。
ミヤマキンバイ
【ライチョウ】
メスのライチョウの姿を見かけなくなりました。メスは1日に一つの割合で産卵し、6~7個を全部産んでから抱卵期に入ると言われています。今はオスが縄張りの見張りをしていますが、ヒナが生まれる10日程前になると縄張り確保で頑張っているオスはもう見かけなくなります。
【日の入り】
【ご来光】
地球影(ちきゅうえい)とビーナスベルト(ピンクの線)の上にお月様が出ていました。
ご来光は4:30よりも前に浅間山(右端)よりだいぶ左から顔を出すようになりました。
19:00頃日が沈みますので長い一日が始まります。
テントの方が増えました。一人用の小さなテントが目立ちます。
夏はテント場のスペースが少ないので協力しあって張ってください。また、生ゴミや調理後の汁なども絶対に捨てない様ご協力をお願いいたします。塩分を求めてキツネ等、ライチョウの天敵が現れるようになり、生態系に影響を与えてしまいます。
【燕岳稜線の花】
一輪草
【合戦小屋までの花】
コイワカガミ
バイカオウレン
ショウジョウバカマ
【登山道の様子】
三角点
合戦小屋(標高2,350m)から雪が出てきます。日中はピッケルアイゼンは必要ではありませんが、早朝は雪面が凍ることもありますので、不安な方は軽アイゼンがあるとよいでしょう。この時期はまだ、運動靴では登れません。スパッツも忘れないようにしましょう。
写真・文 赤沼健至