GW中の冬山の美しさ
今年のゴールデンウイークの連休は、5月5日の風雪が岩肌に雪をつけ、翌6日は5月でありながら、
まさに厳冬期の雪山の美しさを楽しむことができました。
今年のGWは、吹雪、雨、快晴等変化に富んだ天候でした。年末年始の厳冬期と異なり、日差しは長く、暖かさを増していますが、まだまだ6月までは北アルプスは雪が降ることがある冬山ですので十分な装備が必要です。また、冬山では低体温症にならないために「風を防ぐ」、「寒さを防ぐ」、「濡れないようにする」、この3つが重要なポイントになります。たくさん汗をかかないようにゆっくり登りましょう。
5月3日 4時48分
残雪の多いこの時期は、夏場とは異なり、多くのテントを張ることができます。
水晶岳の右側に日が沈みました。
日の入りは6時30分。お正月の頃は4時30分でしたので、本当に日が長くなりました。
一年中で一番雪の量が多いGWです。今年は期間中適度に降雪があったため本当にきれいな雪山でした。1月のように身が切れるほどの寒さもなく、ゆっくりと写真を楽しんだり、外で過ごせるのもいいですね
10歳のお子様がおじい様とおばあさ様と一緒に登ってこられました。
山の知識、技術のあるおじい様、おばあ様にいろいろと教えて頂いたことでしょう。
前日は悪天候のため滞在されたのですが、下山日は本当にいい天気になりました。
雪のある時期の登山に大切なのが、アイゼンとピッケルです。天気が良い時は日が長くなった影響もあり、雪面が融けてアイゼンを着けなくても登れることもありますが、この時期はまだ吹雪になることもありますので、必ず12本爪のアイゼンをお持ちください。安全に山をお楽しみ頂くために、装備は冬山の天候を想定した万全のものをお願い致します。
燕山荘の除雪はノコギリで雪を切りだし、手作業で掘り進みます。水の確保と急斜面のため、除雪機が使えません。気の遠くなる量の除雪ですが、なぜか皆楽しそうです。
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