日本二百名山有明山(信濃富士)登頂ツアー
今年で3回目となる日本二百名山有明山(信濃富士)登頂ツアーを、6月8日~9日の1泊2日で催行致しました。
有明山一帯は、例年6月上旬あたりを中心に、シャクナゲの群生が見頃を迎えますが、今年も例にもれず、鮮やかなピンクの花びらをあちこちで目にすることができました。
期待していた山頂からの眺望は、出発早々こそ燕岳~大天井岳~常念山脈方面の視界が、木々の合間からちらちら見え隠れしていましたが。
このツアーでいつも利用する、有明荘裏手第三駐車場から入山する裏参道は、いい意味で、人の手があまり加えられていない変化の富んだ登山道。山を歩く醍醐味をすごく感じられる楽しい登山道です。
このツアーは、1日目有明荘のご夕食時に全員お集まり頂いた時点でツアー開始。温泉旅館ならではの温かい食事と、有明荘自慢の大露天風呂等を楽しんで頂いた後の翌日2日目に、有明山への登頂を目指します。
では2日目の模様をご覧ください。
マイズルソウ
ズダヤクシュ
登山口からまもない木の階段
有明荘周辺は6月に入ると様々な山野草が徐々に咲き始めます。可憐な花々を足元に見ながら、登り始めより急勾配をグングン上がり高度を稼ぎます。
登山口~有明山山頂のちょうど中間部辺りで、ちょうど常念山脈の展望が開ける箇所があります。カラマツ等の針葉樹の新緑が鮮やかな一方で、ダケカンバは芽吹きを迎え、春の訪れといったところでしょうか。
八合目の石碑
バイカオウレン
アップダウンを繰り返し高みへ近づく
スリリングな岩場の通過
ほどよく整備された登山道
有明山裏参道は変化に富んだ登山道、登り一辺倒ではなく、比較的アップダウンを繰り返して稜線へと出ます。八合目まで辿り着くと稜線となり、徐々に安曇野方面麓の視界も開けてきますが、あいにく雲等に阻まれ、お預けとなりました・・・来年へリベンジですね。
有明山北峰山頂
同じく北峰にある祠
有明山中峰にある祠
同じく中峰から見た燕山荘方面の視界
稜線上のはしご
稜線上の岩場
10時過ぎに有明山北峰に無事到着となりました。燕山荘方面の視界が効いているうちに、早めのお昼ご飯としました。肌にあたり始めた雨粒に長居は無用・・・来年へのリベンジを誓い合い、早々に下山の途に就きました。
ツアー最後は、有明荘周辺に展開する散策路「さんぽーろ」内を通り、たる沢の滝へ。有明荘近くの登山者第二駐車場の一番奥から歩いて1~2分の所に位置します。7月8月の晴天時の暑い時にここまで来ると、とても気持ちよさそうな場所です。
今回ご参加頂いた皆様です。
最終的に一度も合羽を使わずに済み、皆さん無事に登頂・下山できて何よりでした。梅雨入りと時期がかぶりやすいこのツアー、なかなか晴天とうまく合致しませんが、是非またお出かけ頂けたらと思います。
有明山は、合戦尾根以上の急勾配が断続的に続く登山道です。山頂には山小屋がありませんので、日帰り山行が条件となります。
比較的木の根っこが這いつくばるように張っている箇所が多いため、雨天時やその直後の下山時はたいへん滑りやくなります。また数か所スリリングな岩場の通過もありますが、人の手があまり加わっていない分(危険な箇所等は道の修繕はしっかりしてあります)、変化に富んだ楽しい山登りができるかと思います。
二百名山である有明山、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか(登山届の提出を忘れずに)。
ガイド:長谷川、榊
写真と文:榊
今後の燕山荘ツアーのご案内です。
【ライチョウ観察会】
第1回 2019年6月22日~23日
第2回 2019年6月29日~30日
ライチョウ観察会詳細、お申し込みは以下から
https://www.enzanso.co.jp/enzanso/2014/05/21/1400680887842.html
【親子ふれあいファミリー登山スクール】
第1回2019年8月13日(火)~14日(水)
第2回2019年8月15日(木)~16日(金)
第3回2019年8月19日(月)~20日(火)
親子ふれあいファミリー登山スクール詳細、お申し込みは以下から
https://www.enzanso.co.jp/enzanso/2014/05/21/1400680519972.html