燕・歳時記 Special

燕山荘通信

親子ふれあいファミリー登山教室を開催しました


燕山荘夏の恒例企画「親子ふれあいファミリー登山教室」を開催しました。今年で18回目を数え、毎年たくさんのご家族にご参加いただいています。リピーターとして参加いただくご家族もいらっしゃいます。再会できる喜びとともに毎年燕岳に登ることを楽しみにされていることは私達にとっても大変嬉しいことです。夏休みの楽しい思い出の1ページとなれば幸いです。

 

 

 

 

【出発するぞ!】

第1回目参加の皆様

 

第3回目参加の皆様
有明荘で出発式を行いました。みんな元気いっぱいで歩き出します。

 

そして登山口では、
「できるだけ低い段差を見つけながらゆっくり登りましょう。」
と、登り方のコツを教えてもらいました。

 

【ゆっくり登ることが大切!】

「こんなにゆっくり登るなんて思わなかったです。」
歩きながらおしゃべりできるくらいのスピードがファミリー登山にはベストです。
速いスピードで登ってしまうとお子さんには高度順応ができずに、高山病の症状が出やすくなってしまいます。
また、こまめな水分補給が必須です。燕岳への登山道は約50分ごとにベンチがありますので、そこで休憩をして少しずつ合戦尾根を登っていきます。

第1ベンチ

 

第2ベンチ

 

第3ベンチ(この辺りから標高2000mを超えていきます。)

【合戦小屋でランチタイム!】

 

 

頑張って登ったごほうびに甘いスイカをガブリ!
「今まで食べてきたスイカの中で一番おいしい!」
と、笑顔で話しているご家族の姿が見られました。そして、ランチ作りです。
親子で手分けしてお昼ご飯を作ります。また、合戦小屋の標高は2350mと2000mを越えているので、高度順応のために1時間30分ほど停滞します。

【山の話、自然の話】

 

 

燕山荘グループ代表の赤沼からは自然の素晴らしさや自然保護の重要性、世界的な登山家の大蔵喜福氏からはエベレスト登頂の経験に基づいた山の面白い話、国際山岳医でガイドの千島康稔氏からは医学の観点からの登山時における注意点や呼吸法などの高山病予防についての話を聞きました。
この先も楽しい登山を続けられる上での大切な話でした。参加者の皆さんは、うなずいたり、時には笑いながら楽しく聞かれていました。

【燕岳山頂を目指して!】
1回目、3回目ともに初日は天候が悪く、翌朝に頂上を目指しました。
頂上に向かうにつれ奇跡的に天気も少しの間、回復していきました。

第1回目の皆さん

 

登頂おめでとう!青空が広がりました!

 

第3回目の皆さん

 

登頂おめでとう!

 

 

めがね岩にて

 

 

イルカ岩にて

 

【登頂証明書】
燕岳に登った証明書をプレゼントします。登頂証明書を手にしたお子さんの顔は、どこか誇らしげでたくましく見えます。本当によく頑張りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今年も多くのご家族が無事に燕岳に登ることができました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

2回目の登山教室は、残念なことに、台風10号の影響でやむを得ず事前に中止とさせていただきました。ご参加を楽しみにされていた皆様には誠に申し訳ありませんが、登山では、無理をしない判断が時には必要となります。また機会を作ってお越しいただけることを楽しみにお待ちしています。

 

 

燕山荘にも、夏だけでなく、雪が残るGWにも親子連れでいらっしゃる姿がしばしば見られるようになりました。子どもさんが山に登り、自然の美しさや雄大さに触れることは、感性を豊かに育むことにつながります。そのお手伝いをさせていただく我々燕山荘スタッフは、これからも親子登山を応援して参ります。

ガイド:赤沼健至 林正美 佐藤芯 榎本健太
特別講師:大蔵喜福氏 千島康稔氏
写真・文:赤沼健至 河地清人 林正美 佐藤芯 榎本健太

 

 

 

 

 

株式会社燕山荘 松本事務所

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