小屋のメンテナンスをすすめています
緊急事態宣言の発令と、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、現在燕山荘と有明荘、合戦小屋は営業を休止していますが、燕山荘スタッフは、県内のスタッフのみで、雪の中から建物を掘り出すなど、小屋のメンテナンスのために4月25日に徒歩で入山しました。
今年は登山道上の積雪量は例年並みですが、燕山荘周りの積雪量はここ数十年で最も多くなっています。雪庇も非常に大きなものが出来ています。
麓の安曇野市では,32,5℃を記録した日の登山道は、雪がゆるみ足が雪の中にとられ、ワカンがないと登るのに大変な状態でした。とんでもない雪の多さにスタッフは懸命に雪の中から燕山荘を掘り出しています。
燕岳の西側は、冬の強風のため雪が着かないのが普通ですがかなり張り付いています。
燕山荘個室の屋根の上。多い時でも1mも掘れば屋根が出てくるのですが、今年は4m。雪が固く絞まっているので氷を切るアイスノコギリで切ってから谷まで運びます。
屋根の上のスタッフ
雪に埋もれた合戦小屋 このあたりから積雪が増してワカンが役に立ちます。
中房で見られたショウジョウバカマ
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新型コロナウィルス感染症が疑われる場合、山岳地域においては救助対応をはじめ、多くの面で市街地と同様の対応が困難となります。どうか、しばらく、登山の自粛にご協力をいただきますよう宜しくお願いいたします。
現時点ではなぜ登山を自粛していただきたいか、燕山荘のツアーでもご協力いただいていいる国際山岳医で登山ガイドの千島康稔氏のアドバイスはこちらから
山に登られることを楽しみにされている皆様に、安心して登っていただけるように、スタッフ一同取り組んでいます。
皆様のご理解を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
写真・文 赤沼健至