秋の表銀座縦走(1)
例年この時期には、燕山荘ツアー「槍ヶ岳登頂 表銀座縦走ツアー」を催行していますが、今年は新型コロナウィルスの関係でツアーを中止としました。定点観測の意味で今年は燕山荘グループの海外旅行会社「天渓」社長と秋の表銀座を歩いてみました。
【大天井岳・大天荘へ向かう】
燕岳・燕山荘方面を望む
安曇野の最高峰大天井岳(おてんしょうだけ)は、一番高いという意味の「オオテンジョウ」と神様または位の高い人がいるところ「御・天・所」の意味の(オテンショウ)から名付けられたものです。御天守閣と同じです。神の鳥と言われるライチョウが多い所でもあり、大天井岳のパノラマは、眼下に安曇平を一望にして、北アルプス一級の迫力ある眺望が楽しめます。
【大天井岳の夕陽】
大天井岳と大天荘(逆光の中)
槍・穂高連峰
大天荘から1分ほどのところからの夕陽です。荘厳な景色の中、一日の終わりを告げる夕日が沈む光景に感動と感謝の気持ちが湧きます。
【大天井岳からの夜空】
沈む月
北極星を中心に天の川と北斗七星、左上にアンドロメダ大星雲、地上には燕山荘の明かり。
槍穂高連峰の上に右から、火星、スバル、オリオン、シリウスが輝く。
大天荘の明かりの上に輝く、黄道光と天の川
大天荘とテント場の朝
【ご来光と大天井岳からの山々】
ヘルメットをかぶって槍ヶ岳を目指す登山者
朝日を浴びる大天荘と槍ヶ岳
大天荘と槍穂高連峰
【大天荘名物】
榊支配人自慢の芋煮
9月になるとすっかり名物になった芋煮は、榊支配人手作りです。また夜の喫茶、手作ケーキ、小屋内の雰囲気などスタッフのおもてなしの気持ちが満載です。
大天荘スタッフ全員集合
毎年アルプス銀座縦走ツアーでは、燕山荘、大天荘の支配人がガイドをする恒例の行事です。最後のヒュッテ大槍に、年に一度各小屋の支配人が集うので打ち合わせを兼ねて情報交換を図っていたのですが、今年は個別になってしまいました。各小屋のスタッフは、コロナ対策をしっかり行っています。大天荘は11月3日のお泊りまでの営業です。
写真・文 赤沼健至