新雪 多彩な姿を見せる燕岳
11月、深まりゆく冬の景色に感動を感じる頃となりました。
標高の高いところから次第に雪景色が下りてきています。四季のある北アルプスを嬉しく感じ、自然の中で心豊かに、この雪景色を楽しみました。
燕岳と裏銀座の山々
燕山荘玄関から
イルカ岩
雪のパウダーをかけられた岩
メガネ岩
燕岳から、燕山荘、大天井岳、常念岳の頂上稜線
燕岳山頂からのパノラマ
燕岳山頂から北燕岳。針の木岳、剣岳、立山、裏銀座の山々遠望
夜中から降り続いていた雪が8時ごろ急に晴れ、裏銀座の山々は2,400m以上に降雪があり冠雪が連なっていて、心躍る景色が現れました。
北燕岳、背後に立山、剣岳
水晶岳
槍ヶ岳
大天井岳
常念岳と燕山荘
昨夜(11月2日)、雨から雪に変わったのか雨氷の上に霧氷が付き、いつもならばお日様が上がると溶けてしまう木々の霧氷は、一日中付いていて心が晴れ晴れとなるほどきれいな燕岳でした。
あれ程晴れていたのに、午後には急に寒さが厳しくなり雪が降って来てしまいました。
雪が降る時期は、日も短く天候の激変や寒さに注意が必要です。
11月3日に燕山荘グループ大天荘が営業を終了いたしました。コロナ禍での営業となりましたが、お客様にコロナ対策へのご協力をいただきましたおかげで、無事に営業を終了することができまして心から御礼申し上げます。
11月4日からは、燕岳周辺で営業している山小屋は燕山荘だけとなりました。燕山荘は11月22日(ご宿泊)まで、登山口下方700mにある有明荘は11月23日(ご宿泊)までの営業となります。
雪が積もり始めましたので、アイゼン、靴底の硬い登山靴、サングラス、手袋、羽毛など暖かい服装でお越しください。特に今でも運動靴でお見えになる方がおられ危険です。これからの登山は十分な装備が必要です。
登山道状況は日々変わりますので、直前の燕山荘ブログ、HPの情報をご参照ください。
写真・文 赤沼健至