年末年始営業に向けてスタッフ入山
▲12/23 燕岳
燕山荘年末年始の営業に向けて、小雪が舞う中の12月22日、無事にスタッフ入山となりました。
コロナ下ではありますが、“四季を通して大自然の素晴らしさをお伝えする”燕山荘の使命感の下、できうる限りの感染症対策を施しつつ、例年より営業内容の自粛を図り、この年末年始も営業させていただく事としました。改めまして、この年末年始営業よろしくお願い申し上げます。
▲12/23 ヘリポートより燕山荘と燕岳
積雪量は決してこの時期の様相として納得いく量ではないものの、12月中旬に日本列島を襲った寒波による降雪で、一年の中で最も美しいと評されるには十分な北アルプス・燕岳、我々スタッフの目の前にその姿変わることなく湛えてくれています。華やいだ冬山の景色を拝むことが出来るだけで幸せを感じます。
12月22日上山の際の、合戦尾根の登山道の様子と併せて、燕山荘周りの近況報告です。
▲燕岳登山口
▲第一ベンチ 10㎝
▲第二ベンチ 20㎝
▲第三ベンチ 30㎝
▲富士見ベンチ 50㎝
▲合戦小屋 80㎝
▲合戦沢の頭 1m
▲合戦小屋~燕山荘
▲合戦尾根全容
登山口から雪を踏みます。トレースがほぼ無かったこの日は、第一ベンチよりわかんを装着しての上山となりました。地形的に吹き溜まりやすい東側に張り出す合戦尾根等、降雪直後は膝から腰までのラッセルも決して珍しくありません。そういった場合はアイゼンよりもわかんのほうが効果的です。
なお、積雪量等は、今後の降雪次第で状況は刻々と変わります。随時「燕山荘スタッフブログ」等で更新してまいりますのでご参考ください。
▲テント場より燕山荘と槍ヶ岳
▲燕山荘裏手より北アルプス南部
▲燕山荘ヘリポートより合戦尾根
▲燕岳山頂にて
風も弱まり、比較的穏やか陽気となったのを見計らって、スタッフ全員で燕山荘~燕岳のトレース付け+赤旗立てとなりました。この区間もまだまだ雪の量は少ないです。
▲燕岳山頂より北アルプス北部
▲遠望 北信五岳方面
▲燕岳山頂直下より槍ヶ岳方面
写真と文:榊
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今年は、営業期間を例年より短縮、定員を減らし、イベント等も縮小し静かに営業させていただく予定です。ご来荘いただくお客様には以下のコロナ感染防止対策にご理解とご協力いただきますよう宜しくお願いいたします。
【コロナウイルス感染拡大防止のためのご協力のお願い】
・ご予約日2週間前から、発熱(37.5℃以上)、咳、風邪などの症状がある方、ご自身の身近に感染者が出た方、味覚・臭覚に異常を感じている方、ご予約日2週間以内に海外への渡航歴のある方は、ご来荘をご遠慮願います。
・マスク、体温計、アルコールジェル、ジッパー付きビニール袋(ゴミ袋用:ご自身のゴミの持ち帰りにご協力ください。)をご持参願います。
・寝具をご利用時のインナーシーツ(キャンプシーツorシュラフカバーorシュラフ等)をご持参願います。寝具は備えていますが、インナーシーツを着用いただいた上でご利用をお願いいたします。
・山荘内に入られる際には備えのアルコール消毒をお願いいたします。
・山荘内では、マスクの着用をお願いいたします。
・定期的に換気をさせていただきますので、暖房は用意していますが、暖かい服装をご用意ください。
・当日体調について確認させていただきますので、以下の書面を事前にダウンロードして記載いただき当日フロントスタッフにお渡しください。
COVID-19チェックシート PDF
・登山途中でも体調がすぐれない場合は、迷わず下山頂くようにお願いいたします。
・新型コロナウィルス感染症が疑われる場合、山岳地域においては救助要請があっても、通常の救助対応が困難です。場合によっては、マスク、手袋等の装着を頂いてからの救助となりますので、通常の救助より時間がかかることをご理解願います。