だいぶ整ってきた燕山荘 6月13日のレポート
6月は爽やかな気候と動・植物が活気あふれるエネルギーを感じる季節です。
燕山荘では、今年も水源地から貴重な湧水を汲み上げることに成功し、小屋の中も整い出し始めています。
▲昭和30年代の燕山荘の模型を100周年記念に寄付していただきました。あまりにも精巧にできていてビックリです。
▲小屋の外の雪が消え明かりが入り始めました。皆で掃除に励みます。
▲別館の3畳の部屋の真ん中に仕切りのロールカーテンが入り、今まで5~6人の部屋は1人ずつの個室になりました。
【燕山荘周辺の縄張りを持つ雷鳥】
▲この時期は雄・雌仲良く現れます。
▲お食事に夢中になっていたのか、オスが居ないのに気づき燕山荘玄関前まで探しに来ました。
▲大丈夫です。オスはちゃんと見張っています。
▲ショウジョウバカマ
▲天然記念物ニホンカモシカ
産卵まじかのライチョウが山小屋の近くに出て来るのは世界的にも珍しいこと、とドイツの鳥類学者の先生から教えていただきました。燕山荘では普通に見ることが出来ます。しかし、人がゴミ・生ゴミ、残り汁などを自然の中に捨ててしまうと、彼らは、彼らの捕食動物の脅威にさらされることになります。自然と共生し、貴重な動物を守っていくためには、私たちのマナーへの高い意識が欠かせません。
写真・文 赤沼健至