2021年12月21日現在 合戦尾根登山道状況
日頃より燕山荘グループご愛顧賜り、感謝申し上げます。今まで多くの皆様のご支援の下、燕山荘創立100周年を迎えることのできた2021年、残すところ10日程となりました。未だ新型ウィルス感染症が燻る最中ではありますが、なんとか今年も年末年始の営業ができる運びとなり、営業準備に向けて12月21日に冬期営業スタッフは無事に入山致しました。
一年中で最も華やぐとされる厳冬期、殊、年末年始の北アルプス。その雪山の美しさを一人でも多くの方々に体験して頂きたいと思います。引き続き出来うる限りの感染症対策を施し、皆様のお越しをスタッフ一同心よりお待ち申し上げております。
12月20日のトレース付け、並びに21日の上山の際の登山道の様子をお伝えします。
ここ数年来でかなり多い積雪量です。我々スタッフ入山の際は、第一ベンチから「わかん」をつけました。
特に第三ベンチより上部では腰上、場所によっては登山道の傾斜の具合で胸元までのラッセルが続きました。トレースがある場合、その都度このラッセルが発生するわけではありませんが、今年の雪の付き具合ですと、降雪後はわかんが必要になる場面が多々ありそうです。
ピッケル・アイゼンはもちろんのこと、わかんもこの時期の必要装備として携行をおすすめ致します。
合戦尾根の登山道状況は、今後の天候により、積雪量は増してきます。合戦尾根登山道の様子や燕山荘周りの詳細は、燕山荘スタッフブログ、フェイスブック、燕山荘通信をご参照下さい。
改めまして、この年末年始営業、どうぞよろしくお願い致します。
(写真と文:榊)