GWの様子と燕岳ビギナー春山登山教室開催
5月8日で今年のゴールデンウィークは終わりました。荒れ模様の多かった昨年の期間中と比べると、一晩で数十センチ降り積もる日もありましたが、それも長くは続かず、概ね穏やかな日の多かった今年のGWだったように思います。
例年にない雪融けのスピードの速さに、スタッフのみならずお見えになるお客様方も口々に「雪すくないよね?」と言われるほどですが、それでも燕岳はじめとする北アルプスの稜線は、まだまだ残雪多い“雪山”であることには間違いありません。
少なくとも6月上旬にかけて、3000m級の稜線付近では、いつ降雪となっても不思議ではない時期ですので、積雪・天候状況に見合う装備等の用意を念頭に、お出かけ頂きますようお願い致します。
▲新型ウィルス感染症の動向は相変わらずの推移を保っていますが、去年よりもさらに登山者の動きは賑やかになってきた感があります。
世情が混沌としている中、大自然に抱かれ癒しを求めるアウトドア派の方は多いようで、実際に山の上から望む日の出日の入の光景や自然の造形美は、心底感動を与えてくれます。
今シーズンも、一人でも多くの方に大自然の素晴らしさをお伝えすべく、そのお手伝いとなれるよう、燕山荘グループスタッフ全員で皆様のお越しをお待ちしております。
【燕山荘オリジナルツアー「燕岳ビギナー春山登山教室」催行中】
この時期恒例のツアー「燕岳ビギナー春山登山教室」を2022年度は7回催行します。二日間の日程の中で、ピッケルの使い方、アイゼンを使った歩き方、滑落停止訓練など、雪山での基本的な技術をお伝えします。ガイドは、ベテランスタッフの燕山荘グループ海外旅行会社天渓代表赤沼敏治、ヒュッテ大槍支配人井村、大天荘支配人榊です。
▲5/3 燕岳までは所々腰までのラッセル
▲第5回目ご参加の皆さん
登山教室のメインとなります基礎的な雪上歩行と滑落停止の講習ですが、積雪の有無に関わらず一番大切な事は「転ばずに歩くこと」に尽きます。特に下り斜面での転倒からの滑落等がより大きな事故や怪我につながりかねません。皆さん熱心に受けられているのが印象的です。ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
今シーズン今後の予定は、は5/14(土)発、5/21(土)発です。
ご予約・詳細はこちらから
担当ガイド:燕山荘グループ海外旅行会社天渓代表赤沼敏治(2回~4回)、ヒュッテ大槍支配人井村・大天荘支配人榊(1回~5回)
写真・文 榊