栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー1DAY催行
２月２３日は「栂池自然園・白馬三山大パノラマスノーシューツアー１DAY」を催行致しました。
なかなか今シーズンはどのツアーを通しても晴天に恵まれる機会が少なく・・・今回も白銀の峰々を眺め見ることは叶いませんでしたが、ほぼ無風でしたので、時折雪が舞う天候ではあったものの、信州小谷は栂池、まさに雪国らしいスノーシューハイクをゆったり満喫することができました。
「栂池」という地名、栂（ツガ）と呼ぶあたりからも、あたかも「コメツガ」豊富な林だと思われますが、一番多く樹勢するのは、「オオシラビソ」。小谷村などこの辺りの地域の方は、昔からこのオオシラビソを「つがの木」と呼んでいたそうで、そこから「栂池」という呼称になったようです。画像にあるように人よりもはるかに背の高いこれらの木は、ほぼ「オオシラビソ」です。この中を進んでいると、いつも“自然の懐に抱かれる”気分になるのです。
今回は「神の田圃」、小さな湿原地を経由しました。晴天下では、この後ろに白馬三山などがきれいに見渡せる穴場ですが・・・しかし、この広大な雪原には皆さんビックリ。
「こんな雪原見たのは生まれて初めてですよ！」
景色は残念ですが、とにかくこの時期に無風の中で歩けるというのは、贅沢なひとときです。
モノトーンのこの感じもまたよしです。
昼前に栂池自然園に到着。少し薄日が差し始めた中で、のんびりランチタイムをとりました。
もう一息！という感じでしたが、下山開始まもなくして青空が垣間見えました。山が見えなくとも、冬の青空の気持ちいいこと。テンションあがります。
下りは恒例となりつつあるヒップソリ使っての尻セードで、ガンガンに滑りまくりました。雪まみれにはなりましたが・・・
風が体にあたらないと、その分体感温度が下がらずに済むというのは、冬山山行ではとてもありがたいことです。晴れていても、殊、氷点下の中で強風が吹き続けていると、少し立ち止まっただけで体が冷え切り、加えて汗でもかいていれば低体温症のリスクが高まります。一方で雪はしんしんと降り続けても風さえ無ければ、割と凌ぎやすいものです。実際体感すると、その差が歴然です。
ご参加頂きました皆様ありがとうございました。
ガイド：井村、榊
写真と文：榊
