標高差50mでも・・・
さかきです。
小屋周りは、陽が昇る前から真っ白。
とりわけ湿っぽい霧ゆえ、数分でも外に立っていると、衣類などは濡れないのですが、髪の毛がびっしょりとなります。
そんな状況の中、一瞬辺りがにわかに明るくなったタイミングで、ダメもとで大天井岳山頂へ。自分がなんとなく思い描く光景でも広がるといいなぁ・・・という期待を込めて。
小屋と山頂との標高差わずか50m。しかしその山頂周りは、流動的ではあるものの、霧が開け、槍・穂高連峰が姿を現していました。
谷間から吹き上げてくる雲の流れはとどまらず、白くなったりスッと見えたりの繰り返し、それがかえって印象的です。
そんな中、時々陽ざしの差し込み具合で、ブロッケン現象が。
たかだか50mの標高差なのに・・・これが稜線の天候の興味深いところです。今日は期待通りでした。
この後、大天井岳山頂は霧に包まれ・・・今日は夏の陽ざしもお預けとなるのでしょうか・・・