夏の終わり。
気が付けば８月が今日で終わり。もう夏も終わりなんですね。ここ数日、なんだか急に秋めいてきたような感じがします。そんな今朝は昨日に続き、美しい朝焼けで始まりました。まだ、寒いと感じるような気温ではありませんが、下から登って来られた方々にはきっと寒く感じる気温だと思います。今朝は玄関先の温度計は９℃台を示していました。今年の夏はとにかく気温が高いようです。記憶違いでなければ、１０年くらい前には８月中に富士山など標高の高い山では初氷の便りがあった気がします。これも温暖化の現れのひとつなどでしょうか。
日が昇るちょっと前、東の空がオレンジ色に染まる頃、薄明光線も見られました。
８月最終日の今日はどことなくひんやりとした風が吹き、また空模様も秋の到来を感じさせるものでした。また、夏休みも終わりになったのか子供たちの姿もほとんどなくなり、夏が終わったんだなと感じさせられました。夏の終わりというのは不思議なものでなんとなくさみしさを感じるものです。今朝の空はそんな気持ちを表わすものでした。
昨日あたりから空気が入れ替わったのでしょうか、今日の日中もガスや雲の湧き上がりが少なく、東側の展望はクリアなままでした。
夕方、美しい反薄明光線が見られました。東側の空には日の出前にははっきりとした薄明光線が見られ、そして夕方にははっきりとした反薄明光線と１日で二つの自然現象を楽しむことが出来ました。
そして、反対側の日の入りの西側の空と言えばこんな感じでした。反薄明光線は反対側の空に積乱雲があると現れることが多いです。太陽の出ている方向とは真反対の頃にこのような光線が現れていることに不思議に思い、この光は何ですかとお尋ねになる方も多くいらっしゃいました。この反薄明光線はそんなに多くは見られないちょっと珍しい光景です。見られた方はラッキーでしたね。
８月の終わりともなれば日の入りはずいぶんと早くなってくるものです。今日の日に入りは１８時１５分頃でした。ちなみにこの写真は１８時半頃に撮ったものです。すでに松本や安曇野の街明かりもずいぶんと輝きだしてきています。日の入りが早くなってきたので出発時間にはお気を付けください。電車やバスなどのご都合があるかもしれませんが、日の入り時刻はその都合に合わせてはくれません。最低限、日の入り前には小屋にご到着できる計画でお越しください。季節はもう夏から秋へと変わりました。
昨日から今日にかけてが満月で月が地球にもっとも近くなる時です。その満月は日が沈んで少ししてから赤くなって昇ってきました。夏の締めくくりがこの満月というのもなんだかいいですね。明日からは９月、秋が始まってきます。
河地
