気温が下がってきました。
さかきです。
先日の雨を境に、稜線は晩夏の名残から本格的な秋めく気温へと変わったように感じます。秋雨前線が日本の南海上に南下したことで、大陸の冷たい空気が流れ込んできたのでしょう、大天井岳界隈の空気感、今朝はだいぶひんやりとしました。
雲が纏わりつく大天井岳周辺。まるで空気が冷やされることでできる雲のよう。何せ風はそれほど強くないけれど、この湿り気を伴う空間に身を寄せると、手袋していない手などは、一気にその冷気に触れることで、すぐに悴みました。
そんな中突如現れたブロッケン。
雲の濃さでその陰影も様々。
今日は数分で消えてしまいました。
撮影の帰り際、東の空を振り返ると、きれいな一筋の飛行機雲が。
今日は、この一コマで、わりとお腹いっぱいになりました。
最も、日中は霧の立ち込める時間が長く、眺望はあまり効かない一日でした。
ということで、これまでの高温傾向から一転、稜線は徐々にこの時期本来の寒さを取り戻していくことになると思われます。
寒くなってくると、ヒトは自ずと暖かい炎を求めるもの。
ご宿泊の方のご夕食が終わった後の、「ランプ喫茶」の揺らめく「炎」は、身も心も温めてくれる、最高のご褒美となり得るでしょう。
来荘の暁には、是非この「炎」、鑑賞だけでも。
特別な一コマ、想い出となるやしれません・・・
ちなみに、19:30現在、大天荘の温度計では、外気温4.9℃まで下がってきました。