雪化粧、北アルプス。
さかきです。
【積雪状況】
今日日中の陽ざしで、大天井岳周辺の登山道上の雪はだいぶ融けました。燕岳~大天井岳~常念小屋の登山道に限って申し上げれば、滑り止めを携行しなくても歩けるとは思います。
ただ、日陰等に残る雪は依然として朝晩凍結しますので、一両日所々滑りやすい状況には変わりありません。
歩行に不安を感じられる方は、念のためチェーンアイゼン等の滑り止めを携行されることをお薦め致します。
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今朝も放射冷却に伴いよく冷え込み、大天荘の温度計では-7.2℃まで下がりました。
ということで、凛とした空気の下、久々にきれいなご来光を拝むことが叶いました。
5:40頃。
ほんのり紅く染まった大天井岳界隈。雪があるのと無いのとでは、雰囲気や受ける印象はがらりと変わるものですね。
美しさが際立ちます。
時が経ち昼前の槍・穂高連峰はと言いますと・・・
雪化粧して一気に冬の気配が漂う感じ。
グリーンシーズンの青々とした様相はもちろん好きですが、白いものを纏ったほうが、何か品格があると言いますか・・・
やはりまだこの時期は地表の温度が温まっているせいか、陽ざしを浴びると融けるのが早い。太陽は偉大です。
▲トカゲ岩(展望台)から槍ヶ岳と裏銀座主稜線
▲大天井岳山頂から劒・立山・白馬方面
▲大天井岳山頂から裏銀座主稜線
燕岳より標高200m程高い大天井岳のほうが降雪量多いとは言うものの、その大天井岳含む常念山脈一帯と比較すれば、やはり北アルプス北部の山域や裏銀座主稜線方面の降雪量が多いこと、よくわかります。
次回本格的な降雪はいつになることか・・・そうなる前に、ぼちぼち11月の小屋閉めに向けての段取りを色々考えて、進めなくてはいけないことは少しずつ取り掛からないと・・・なんとなく気持ちがそわそわしてきた今日この頃です。