朝晩、寒くなりました。
さかきです。
朝晩の水道管の水抜き業務が、ほぼ日課となってきたここ数日、つい9月下旬近くまで「今年は暖かい陽気がまだまだ・・・」などと詠っていた頃が懐かしく感じられます。
今朝の大天荘の温度計では、-4.2℃まで下がりました。
冷え込みにより槍穂の朝の光景が一段と美しさを増す一方で、張られたテントの幕には、気温差で生じる霜がびっしりついているのが見て取れます。
昨晩、想像以上の寒さだったのでしょう、夜間に寒さに耐えられず、テント泊から小屋泊まりに変更される方がいらっしゃいました。
麓と稜線の気温差が激しいこの時期、加えて寒さに体が慣れていないこともあり、殊、テント泊される方は、厳冬期並みの防寒対策でお越し頂くことをお薦め致します。
◆
日中も概ね天気は良好、夕方になり再び冷え込みが増してきました。
日の入りの位置、大天荘周辺から見るに、いよいよ北鎌尾根の独標近くまで移動してきています。
日の入りは17:30よりも前。
南北に連なる稜線を境に、その東側に位置する登山道などは、この時刻よりも薄暗くなるタイミングがもっと早まってきます。
特にこれからの時期、15時を回ると、稜線一帯の気温は急下降、その段階で氷点下になることも珍しくありません。
寒さが増してからの行動は、色々な面で体に支障を及ぼさないとも限りません。
登山は、一にも二にも“早出早着”を心掛けたいものです。
安全第一に、目指す頂や山小屋に到着した暁には・・・
空気がより澄み、まだ寒さもそれほど厳しくない今頃、風さえなければ、天体に詳しくなくとも、星空を眺めるだけ、それだけでも楽しさ十分です。
槍穂を結ぶ稜線の真ん中あたりに天の川が現れます。
秋の夜長・・・などと言いますが、翌日の山行予定に響かない程度に、秋の夜空を楽しむのも一興です。
う~寒い!
今宵も21時現在、-2.3℃まで下がってきました・・・