秋の早朝、東方面の光景。
さかきです。
快晴とまではいかなくとも、今日も良く晴れた、ほぼ無風の中でのご来光でした。
犀川沿いに発生した川霧が印象的。
これから寒くなるにつれ、麓で放射冷却等が強まる日、こういった川沿いに発生する霧が、稜線上から朝の光景で見られる機会が増えてきます。
群馬県と長野県佐久市に跨る荒船山の陰影が、肉眼でもはっきりとわかりました。
浅間山にかかる朝靄も、これまた印象的。
色合いがまさに“秋色”といった感じ。
四阿山の右奥には男体山や皇海山といった群馬・栃木の峰々の遠望。
何せ東方面の山々の陰影がとても素晴らしかった朝でした。
日中は徐々に雲が広がりつつも・・・
いわゆる“天使の梯子”こと薄明光線や、
彩雲などなど、飽きることのない雲の変化が楽しめた一日。
しかしどうやら、今晩からここ大天井岳界隈は、再び降雪となりそうで、明日午前中にかけてまとまった積雪になる可能性があります。
先日来お知らせしておりますように、この時期の悪天候時は、雨ではなく雪になることは珍しくなく、特にみぞれ状態での稜線歩きは、風を伴うと低体温症のリスクが極めて高くなります。
明日明後日大天井岳含めた標高の高い北アルプスに入山される際は、滑り止めの携行と入念な防寒対策をお薦め致します。
晩秋から初冬が入り混じるこの時期、どうぞ事故怪我ない山行となりますよう祈念致します。