紅葉は登山口まで下りて。
ここ最近の冷え込みで紅葉は登山口辺りまで下りて行きました。紅葉のトンネルの中を歩くことが出来ます。今日はきれいな青空も広がり、紅葉を楽しみながら登山することが出来ました。気温も低いので汗をあまりかくもこともなく、快適に登ることが出来ます。
第3ベンチ下のカラマツもきれいに紅葉してきました。その背景に見える山は先日の降雪で真っ白になっています。紅葉と新雪、秋から冬へ変わっていく頃にしか見えない、今だけの光景です。
紅葉の中を歩いていると1羽の青い鳥とほんの少しの間進行方向が同じで、一緒に歩くことになりました。この青い鳥はルリビタキのオスです。あまり、出会うことがないので嬉しくなりました。
上について、今歩いてきた道を振り返ると紅葉が随分下まで下りて行っていることが分かります。有明山の裾の中もだいぶ色が変わってきています。
合戦沢の頭より上に出れば、木々の葉っぱはもうほとんどなくなっています。また、この晩秋の風景もなかなか味があっていいものです。今日現在、燕山荘まではほとんど雪の上を歩かずにたどり着けます。日影部分に少し残っている程度です。
この周辺は雪がないのに対し、2700mより上は真っ白になっていて、冬の様相です。2700mで季節は分かれるようです。ここ先へ進む方は冬の装備が必要かと思われます。
今日の日中は気温がプラスになり、2度くらいまであがりました。寒い1日ではありましたが、天気も良く、登山日和な1日でした。明日もこんな天気が続きそうです。ちなみに日の入りは17時09分ころでした。もう1週間くらいすれば日の入りも16時台になっていきます。
日が沈み、星が見え出してくると槍ヶ岳の上にはさそり座が輝きだしてきました。こんなにも寒いのに夏の星座が見えるのはなんとも不思議な感じです。そして、笠ヶ岳の上には月齢2.4の月が美しく輝いていました。今日は天気も良く、紅葉・新雪・夕景。たくさんの美しい景色を見ることが出来ました。そして、ルリビタキにも会うことが出来、いい1日でした。
河地