“白色”の濃さ増す北アルプス。
さかきです。
昨日未明からの降雪はすっかり止み、今日は朝からスッキリした晴れ間が広がりました。
今朝の外気温は、大天荘の温度計で-10.3℃を表示。風速は10m/sほどはあったでしょうか、迂闊にも作業用手袋でご来光の写真を撮りに出かけてしまったがゆえ、あっという間に手先は寒さで痛みが増し、中天井岳まで行ったものの、この寒風にそれは耐えられず、2~3分で小屋に戻らざるを得ない、なんとも情けないお話でした。
ちなみに、今朝の日の出は概ね5:55頃です。
白いものを纏った槍穂のモルゲンロートは、やはり美しい、秀麗です。
小刻みなタイミングで大天井岳もちょいちょい降雪があるため、その度に白さが増していくような気がします。
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▲大天井岳山頂から槍・穂高連峰
▲同じく裏銀座主稜線
▲中天井岳から有明山・安曇野平方面
中腹以下の山肌に点在するカラマツなどの黄葉が印象的。
稜線トップに雪が付いたからこそ、晩秋と初冬の光景の混在がより艶やかに見えます。
▲劒・立山・針ノ木に高瀬ダム
▲白馬岳・鹿島槍ヶ岳方面
北部の山域は、恐らくこれで根雪になるのでしょうか、白さが一段と際立っています。
大天井岳周辺、この先数日晴天がある程度続けば、一旦徐々に雪は少なくなっていくでしょう。
しかし、陽の当たりにくい、切通岩から大天荘までの北側登山道については、当面踏み固められて凍結した雪面が残るものと思われます。
この区間だけの為にとはいえ、使う使わないに関わらず、滑り止めの携行は強くお勧め致します。
日の入りは、恐らく大天荘辺りで17:10頃。
一方で上弦の月が南の空で、凛と輝いています。
今晩も冷え込みそうです・・・