始まりと終わり、また始まり。
たなかです。
今日も綺麗な日の出でした。
日の出によって一日の”始まり”を告げ、反対に夜が”終わる”ことで月は仕事を終えました。
(ふと思ったのですが、月は毎日夜勤をしていますが大変じゃないのでしょうか…?)
明るくなり、お客様は小屋での宿泊を”終え”、次の山、もしくは下山するために歩き”始めて”いました。その姿はとても楽しそうでした。
今日で11月となり、大天荘の営業の”終わり”までもう少しとなりました。小屋閉め作業も着々と始めています。来年のために掃除をしたり、雨戸をしたり…。来年はどんな人たちがこの大天荘に来るのだろうと考えるとワクワクします。
山小屋で働いていると雷鳥をよく見かけますが、子供の頃は「ピヨピヨ」と鳴いていた小さな子供たちが、今では大きくなり「グァー」や「ニャー」と鳴いて大人の仲間入り。彼らも親に見守られながら生きる生活も”終え”、一人での新しい生活が”始まる”のかもしれません。
(2枚の写真の子は同じではないと思いますが…)
大天荘のシンボルでもあるナナカマドも葉が落ち、実も落ちかけて今年の活動を”終え”かけています。しかし、冬芽を作り来年の準備を早々と”始めて”いました。来年もどんな姿になるのか楽しみですね。
終わりというものは何か寂しい気分になります。ですが、次の物語の始まりでもあるため、寂しくない、むしろ楽しいもの、ワクワクするものだと感じた一日でした。
そのためにも大天荘にお越しのお客様が出発する際に寂しい気持ちにならないよう、むしろ、今日一日素晴らしい日になるぞ!と思えるような「おもてなし」を精一杯していきたいと思います。
始まりがあり、終わりがある。そして新しく生まれ変わってまた始まる。明日も良い一日を!