残すところあと2日間の営業です。
さかきです。
10月に幾度となく降った雪は、大天井岳界隈においてはみるみるその量を減らし、
11月とは思えない様相を呈しています。
背後にそびえる裏銀座主稜線の雪もかなり融けたようで、茶色の地肌がだいぶ露出している様子がわかります。
それにしても、今日日中は靄のようなものが辺りに漂い、景色全体がかすんでいました。
▲15時頃の槍・穂高連峰
▲夕暮れ前の有明山方向 東の空
殊、遠望が利きにくく、浅間山などはほぼ終日目視できなかったほどです。
ただ、夕方になりその状況も徐々に落ち着いてきたようで、
夕刻の槍穂高はクリアでした。
北鎌尾根に沈む夕陽の上空には、3機によるものと思われる飛行機雲がしっかり見て取れ、今宵の夜空も月と星が艶やかに輝きを見せてくれるだろうと推察できます。
表銀座主稜線の山肌が、残照で美しさを放っていました。
ちなみに、よく見れば、
ダケカンバはすっかり落葉しているわけですが、その紋様が、夕刻の時がとても印象的です。
大天荘のテント場から肉眼でもしっかり確認できますので、是非一見のほどを。
◆
月齢18.4の月が出る前に、東の夜空を一枚。
“すばる”や金星がよく視認できます。
前述した靄のようなものは、まだ下層あたりに淀んでいるのが、この夜景の画像からもわかります。
月の出 20:03頃。
地平線近くで目視できる月の輝きは、太陽のそれと同じで、ややオレンジがかった色合いになることが、今年ちょっと調べてわかりました。天体は知れば知るほど、興味深くなります。
今シーズンの大天荘の営業、残すところあと2日間です・・・