現地からの最終報です。
さかきです。
11月5日にお客様をお見送りした後、怒涛の如く小屋閉め業務を遂行し、なんとか明日には下山できる目途が立ちました。
改めまして、2023年度シーズンの大天荘のご利用並びにご愛顧、スタッフ一同心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
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▲中天井岳から遠望 八ヶ岳連峰・富士山・
この画像の数分前まで、東の空上空に広がっていた雲は薄く赤味を帯び、なかなかのご来光になるかと思いきや・・・
▲常念岳越しに見る
しかしながら、富士山や南アルプスの陰影がとても印象的な、いい朝の一コマとなりました。
▲東天井岳越しに富士山
なんでも、一昨日の段階で、この秋に降り積もった富士山の雪は、あらかた消えてしまったとか。“地球温暖化”の影響が囁かれていますが、実際のところはどうなんでしょう・・・
明日は早朝から天気は下り坂、どうやら我々が下山する前に晴れた早朝を見ることが叶うのは、今朝が最後だったようです。飽きのこないこの光景、いいものを見させて頂きました。
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▲中天井岳から大天井岳全容
▲同じく有明山から安曇野平方面
▲同じく穂高連峰
恐らく中天井岳に足を向けるのは、下山前は昼下がりのこのタイミングが最後でしょう。
今年は、大天井岳山頂よりも、ここ中天井岳にブログ写真を撮りに足繫に通いました。
いつ見ても、いい光景です。
ちなみに、穂高連峰の谷間に一点輝いて見えるのは、涸沢ヒュッテの屋根です。
その後、スタッフ全員で、大天井岳山頂に向かいました。全員で山頂に立つのは、6月11日以来のこと。
▲大天井岳山頂より槍・穂高連峰
やはり原点ですね、ここからの光景。昼下がりなため逆光ですが、11月のこの時期にしては、じつに穏やかな印象です。
ちなみに・・・
大天荘の食堂に飾られているタイルアートは、この大天井岳山頂から見たものなんだそうです。地元 安曇野市三郷に移住された作家さんの作品です。
▲大天井岳山頂から裏銀座主稜線
▲同じく劒・立山連峰と針ノ木岳、高瀬ダム
どの方面も先日の積雪はだいぶ落ち着いてしまいましたが、明日から流入する寒気で、本格的に雪化粧といったところでしょうか。
一通りの景色を堪能した後、スタッフ全員で祠に一礼捧げて山頂を後に後にしました。
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▲大天井岳山頂から日の入直前 槍・穂高連峰陰影
夕方の光景は、これが今シーズン最後。
16:47頃。
色々なことが頭をよぎりながらの日の入。
風も弱く、気温もそれほど低くなく、お客様がいないこといいことに、ゆっくり堪能させてもらいました。
最後の日の入瞬間は、カメラ構えるのを止めて、本当にじっくりと・・・
今シーズンの現地からの更新は、今晩が最終となります。
今年は色々なスタッフにもブログを認めて頂き、私のお決まりの視点とは違った構図や内容を垣間見ることができて、私自身とっても新鮮で刺激的した。来期もこんな感じでお届けできたらと考えています。
下山報告は、後日改めて私の方からさせて頂きます。
重ねて、今シーズンのご愛顧、ご愛読、ありがとうございました。
<おまけ>
私の好きな山の意外な光景
食堂の右端の窓越しから見る、早朝の靄かかる浅間山。
私が季節感をとても感じる意外な光景
受付越しから見るシンボルツリーななかまど。
いずれも来シーズンまでおあずけです・・・