冬期営業の開始に向け上山しました。
12月23日から1月3日の営業開始に向け、本日約3週間ぶりに燕山荘に戻ってきました。今回の寒気により大雪となっているところもあったようなのですが、昨日今日と比較的穏やかな天候に恵まれ、スムーズに小屋明けをすることが出来ました。小屋閉め以降、大きな積雪はなかったようで、雪の状況は大きく変わっていませんでした。
【登山道の様子】
中房線道路
登山口
中房線もそうでしたが標高の低いところでは雪ではなく、このように凍ってツルツルになっているところがありました。今日現在、中房線には雪はありませんが、アスフェルトの上は氷でツルツルになっているところが多くありましたので転倒に注意が必要です。チェーンアイゼンなどがあるといいかと思います。
第1ベンチ・・・積雪3センチ
第2ベンチ・・・積雪10センチ
雪の下は氷となっているところがあるのでここからアイゼンを付けました。
第3ベンチ・・・積雪15センチ
富士見ベンチ・・・積雪20センチ
合戦小屋・・・積雪50センチ
合戦小屋と合戦の頭まではほぼ冬ルート沿いになんとか道を付けることができました。
合戦沢の頭・・・積雪70センチ
小屋閉めの頃のトレースが少し残っていて、ほぼラッセルはありませんでした。とにかく雪の少ない状況となっています。ハイマツ等が出てしまっている所が多いのでなるべく踏まないようにお願いします。
今日上山の時、合戦小屋の少し下(約2300m)でライチョウの足跡を見つけました。冬はこんな下まで降りてくることもあるのですね。僕が見た一番低い場所の足跡でした。一方、燕山荘直下でも足跡を見かけたのでそのうち姿を見つけることも出来そうなので楽しみです。
今シーズンはこのメンバーで営業を行います。どうぞよろしくお願いします。
今のところ、雪が少ない状況ですがそれによって冬山のレベルが下がっているわけではありません。むしろ雪が少なく、氷の部分が多いのため、アイゼン歩行にはいつも以上の注意が必要となっています。この先、一晩にして一気に積雪量が増えることも考えられます。最新の情報を得てお越しください。
河地