降るものは雪ではなく雨。
予報通り天気は下り坂へと向かっていきましたが、ご来光だけはぎりぎり見ることが出来ました。意外なことに山の稜線から登ってくる太陽が見られたのは今日が初めてでした。これまでご来光は2度ほど見られましたが、いづれも雲の中からでした。日が昇ってきた時刻は思っていたより早く5時ちょっと過ぎ、場所は早くも四阿山より北側になっていました。日が昇る位置はこれからさらに北へと移動しています。
この時期としては暖かい朝を迎え、氷点下になるかならないかの気温でした。どんどん雲が厚くなっていきましたが、その雲が創り出す、白と灰色の景色はなんだか美しさも感じました。雨はお昼くらいまでぎりぎりもってくれたので、皆様なんとか濡れずに登山口まで行けたのではないでしょうか。有明荘も今日より営業が始まり、下山後にご入浴に利用された方も多くいらっしゃたことでしょう。山を下りたらやはり温泉でしょうね。
お客様が帰られた後は男性スタッフは早速除雪作業に入りました。大きなのこぎりで雪をブロック状に切り、その雪の塊をスノーダンプで谷へ投げていきます。午後からは雨となりましたが、気温が高めだったこともあり、作業は結構はかどりました。これが気温が低いと雪がカチカチになり、雪をのこぎりで切るにもいつも以上の労力を必要とすることとなります。山の上で4月なのに雨が降るというのはなんとなく不思議な感じがします。まだまだ雪の降る季節なので、この雨で雪解けが少しづつ進むことでしょう。
河地