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燕山荘

ずっと雲海の上。


今日は思ったほど天気は悪くなく、時折日が差すことも。昨日は全く展望がなかったのですが朝になるとまだ真っ白な裏銀座の山々も姿を見せてくれ、昨日お泊りのお客様もこの展望には大変喜ばれていらっしゃいました。天気というのは分からないものですね。

日の出頃、中房への下り口でオスとメスの2羽のライチョウを見つけました。先日、山頂とイルカ岩で見たライチョウとはなんとなく容姿が違うようで恐らく違う固体化と思われます。今年はライチョウに早くもよく出会えています。

新人スタッフの研修がてら燕岳へと行ってきました。やはり山頂までの稜線上は雪が少ないですね。気温も高く雪が柔らかかったので、アイゼンは付けずにピッケルだけ持って出かけていきました。雪の上を歩くのは恐らく3割ほどでしょうか。気温が低い時は雪が固く滑りやすいので、雪に不慣れな方はアイゼンが必要になってきますが、慣れた方であればアイゼンは要らないでしょう。

山頂より北燕岳方面

東沢乗越を経由して中房へと通じる登山道はこのように登山道となる斜面に雪がびっしりと付いているので、その雪がなくなるまでは通行が困難です。例年であれば通れるようになるのは7月上旬くらいです。

連日の除雪作業で雪に埋もれた小屋は少しづつですが、雪の中から出てきています。僕らが山頂にいる頃、雪と格闘するスタッフの姿が小さく見られました。今日は雪が柔らかかったので除雪作業もずいぶんと進みました。

今日のように気温が上がると登山道はグサグサで結構歩きにくくなりました。また、時折踏み抜くこともあり、バランスを崩してしまうこともありました。そんな際にスリップしてしまうこともあるので特に下りの時は、雪が柔らかくてもピッケルを持っていることをお勧めします。スリップしてすぐにピッケルを差せばなんとか止まるのですが、それが遅いとどんどん加速してしまい、たとえ滑落停止姿勢がうまい人でも今日のようなグサグサの雪ではなかなか止まることは出来ません。雪の状態を把握しながら登ることも大切です。

日の入り頃の高瀬川の様子です。雲海が入りとてもきれいです。また、反対の安曇野側には1日中雲海が出ていて、有明山の姿もほとんど見られませんでした。今日1日はずっと雲海の上に出ていて晴れの1日でした。きっとこんな日は麓では曇りだったのではないでしょうか。

河地

 

 

 

 

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